まぁまぁ久しぶりにあんぱんを食べました。
 
おやつに、あんぱんを食べたくなったからです。
 
三ヶ月ぶりくらいにコンビニであんぱんを買いました。


 
畑から一番近いコンビニ(甲)ではなく
5分くらい遠くにあるコンビニ(乙)にわざわざ買いに行きました。
  
 
お氣に入りのあんぱんは、
(乙)にしか置いていないからです。
(以下、乙あんぱんと呼ぶ)
  

乙あんぱんとの出会いは、
 
 
今年に入ってからでした。
 

(写真は乙あんぱんではない)
 

一個120円くらいで売られています。

正直、
乙あんぱんのクオリティーに驚きを隠せませんでした。
たっぷりあんこ入っているし。小豆の風味も私好みで
残っているし、甘さもちょうどいいし。
 
他社のコンビニあんぱんより、
乙あんぱんは私好みでした。
  
 
ただ、
あの時の乙あんぱんは
もうこの世には存在していません。
  
 

残念ですが、これが現実です。


三ヶ月ぶりのあんぱん♪るんるん氣分で、
乙あんぱんを食べました

美味しい!
けれど、なんか違うなぁ。
三ヶ月前に食べたあんぱんの方が美味しかったといえば
失礼かもしれませんが、

自分にとっては三ヶ月前のものの方
が美味しかったのです

なんでだろう?

自分の味覚が変わったのか、
 
それとも
 
しばらく見ない間に
乙あんぱんの方が進化したのか。
 
 
製造元に電話して確かめることにしました。
 
 
何より、一次情報を確かめないと
自分の立てた仮説の正当性が担保できません

フリーダイヤルですし。

色々お話を伺っていると、

しばらく見ない間に
乙あんぱんが進化したとのことです。
 
 
あんぱんの餡子の
原料小豆を国産→カナダ産に変更したとのこと。
 
 
あぁ、
産地の違いってやっぱり味わいに出るのだなぁ
 
 
と感心しました。

餡子の量も減りましたか?と聞きましたが、
資料が手元にないので答えは闇の中です(まぁいいんですけれど)
 
 
というか、
カナダ産の小豆を使った餡子ということに
新鮮味を感じ、少しテンションも上がりました
 
 
先日の小豆大会
https://mana-park.com/facebook2019-7-7
(クリックすれば別ウインドウで開きます)
 
で、
初めてカナダ産小豆を食べたばかりでしたから

カナダ産小豆るんるん♪でした。
 
 
ただ、
 
乙あんぱんは

乙あんぱん改
 
 
に進化していたことは事実です。

しかし、ここで考えねばならぬのは
 
 

【どうして、国産→カナダ産に変更したのか。】

 
 
ということです。

それは製造元の経営者の方に尋ねてみないとわかりません。
が、
そこまで乙あんぱんについて詳しく知ろうともしていません。

ただ、私なりに検証し、
今後のあんぱんの行方を探って見ました。
 
 
原料を変えるというのは勇氣のいることです。
 
 
なぜなら味が変わるということだから。
これまでのお客さんのお氣に入りの餡子から
違う味になれば、お客様が離れるかもしれない。
 
 
だから、
原料を変えるというは滅多にできることでは
ないのです。

 

ただ、
変えたくなくても変えざるを得ない状況も出てくるのです。

それが、
 
 
原料高による利益圧迫です。
  
 
では、現在の小豆の取引価格はどうなっているのでしょう。
 
 

===========
都内の豆類専門商社によると、道産小豆の卸売価格は現在、60キログラム当たり約4万2000円。一部では5万円程度で取引されるケースもあるという。これは2004年6月以来の高値で、15年10月に付けた安値(1万9400円)の2倍以上の水準だ。

ー時事ドットコムニュースより2019/6/3
===================

 
 
はっきり申し上げてこれはヤヴァイくらいの値上がりです。
ここではヤヴァイとしか言いませんが、
会社を経営している方にとっては、
身にしみる話だと思います。
 
 
それをそのまま、
乙あんぱん価格に反映できれば
いいかもしれません。
 
しかし、

消費者は10円〜20円値上がりしたら
他者あんぱんに乗り換えるかもしれません。
 
 
ちなみに私は、
乙あんぱんが130~140円で売られていても買います。
 
 
数ヶ月に一度の買い物に10円20円をケチる勇氣を
持ち合わせてはいません。
 
 

製造元は、価格を変えずに、
そのまま売るにはどうしたらいいのでしょう。
 
 
そうです、コスト削減です。
仕入先を変えたりして、
 

どうにか
乙あんぱんを120円のままで売れないか
 
 
試行錯誤が繰り広げられたことでしょう。
 
割高な国産小豆を使うのをやめて
安価なカナダ産を使うのに
は納得がいく話です。
 
 
大概の消費者は、私のように
餡子の味わいを氣にしていないかもしれません。
 
氣にしてても、電話して確認する人など
100人いれば十五人くらいでしょう。
 
 

餡子に限らず、お菓子全般に関してです。

お菓子の内容量が減っていっているのは
みなさまもお氣付きかと思います。

大好きなお菓子のことですから、
些細な変化にも敏感に反応することと思います。

コスト増をそのまま価格に転嫁できるわけではないので
同じ100円で売られていたとしても、

内容量を減らしています。

これは、実質値上げされているということです。

しかし、

『お菓子なんていつまでたっても同じさ』

と考えている消費者は実質値上げされていることに

氣づかず、今日も食べることでしょう。

これがいいことなのか悪いことなのかは
一人一人が考えることです。

価格の話はこの辺でおしまいにして、

乙あんぱんの話に戻ります。
  

私が少し寂しくなったのは、

あぁ、あの味がもう体験できないのか

ということです。

まだ出会って、しばらくしか経っていないのに、
 
 
春の人事異動で海外転勤を命じられ、
遠距離恋愛を余儀なくされた
カップルのような感じです。
 
 
遠距離恋愛の場合、
生きている限り、いつかはまた会えます。
 
 
ただ、乙あんぱんと私との場合、
 
もう二度と出会うことはないでしょう。
 
 
コンビニの商品が1個人の要望でそう簡単に
変えられるものではないからです。
 
 
新しい商品が出ては消え、出ては消え、
ベストセラーとなる商品はほんの一握りです。
 
 
そして、今回の件のように、
 
 
同じあんぱんの顔をしていても
中身が違うものになるということもあるのです。
 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 
 
 
乙あんぱん
諸行無常の響きあり
 
 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 
 
ですね。

だから、もしかしたら、

また会える可能性もあります。

私はまた会えるのを楽しみにしています。

3ヶ月前、乙あんぱんを食べた時
こうしたことを予測していたわけではありません。

けれど、この美味しさは伝えねばならない

と思って、三ヶ月前にも製造元に電話しました。

 
「むちゃくちゃうまいですよね!」
 
 
この一言のためにです。

どうやら、人氣であるらしく、評判がいいとのこと。

だとすれば、

今回の原料切り替えは、苦渋の決断だったと思います。

(ちなみに、小豆を煮ると渋がでます。)
 
 
それとコンビニの商品が諸行無常の響きであることは
ずっとわかっていたからです。
 

だから、

この乙あんぱんを末長く味わいたいと
思って、
 
これからもこの乙あんぱんが食べたい旨を
電話しました。
 
 
 
コンビニの商品が
諸行無常であるからといって、
何もしないのは間違っています。

できるだけ、自分の理想の未来のために、

「美味しい」の一言を伝えるようにしています。
 
 
それが、大企業なのか個人で経営されている
お店なのか、一人で作った飯なのか、
誰かが作った飯なのかは関係ありません

 
  

 

”美味しい”の一票の積み重ねが今の食の世界です。
 
今の食の現状を憂う場面に出くわすこともあります。
 
 
ただ、現状は憂たところで何も変化しません
 
 
一発逆転を狙って、理想の食を実現しようとして
もそれは無理なのです。
 
 

小さな変化に氣づくことができるのか。
  
 

その変化を感じるのはいつも自分なのです。
 
 
 
知らぬ間に体重が増えるのは

小さなカロリーオーバーの積み重ねです。

それを一発逆転する魔法の薬はありません。

あると信じているならそれは幻想です。
 
 
選挙の時だけ、
政治について考えてもあまり意味はないのです。
 
 
民主主義とは日々の積み重ねだからです。
 
 

ということは、
食事もそうです。
 
 
大体の人は一日に一食は食べます。
 
 
なんとなくの繰り返しか
 
それとも、
 
未来の食に向かって食べるのか、
 
 
どう食べるか何を考えて食べるかが全てです。
 
 
ファーストフードが悪くて
スローフードが良い

そんなはずはありません。

いつも良し悪しを決めるのは自分です。
 
 
ファーストのせいではありません。
スローフードのおかげでもありません。
 
 
一人一人の一食の決断の積み重ねでしか
 
 
美味しいものは残せないのです。
 
 

=三匹の子豚の童話に似ています=

一匹目の豚は、レンガをただ積み重ねている。
(食欲をただ満たすだけ)
 
二匹目の豚は、大聖堂のためのレンガを積み重ねている。
(世間でいいと言われているからこれを食べるだけ)
 
三匹目の豚は、完成した大聖堂で世界中のみんなと
合唱コンクールを開くためレンガを積み重ねている。
(自分の理想食世界への一食)
 
====
 
 
この食事がどこに繋がっているのか
 
 
今一度、
自分自身で考える機会を持っていただければと存じます。
 
 
そして、
また明日から美味しいものを食べて生きましょう
 
 

ところで、皆さん、

今日は選挙に行かれましたか?

 
訂正:
三匹の子豚の話は、三人のレンガ職人の話でした。

最後までお読みいただきありがとうございます。

まなべ農園 真鍋和孝