自動車の一時使用中止の手続き
(ギリギリ税金を払わずに済んだ)
を市内に行ったついでに、ジャガイモリベンジ
(昨日まずいジャガイモを
 食べたせいで機嫌が悪くなった)
 
するためスーパーへ買い物。
目的はすぐ達成されたが、うろちょろしていたら、
お菓子コーナーに「あずきりこ」というカルビーの
新しいお菓子が出ていて買おうかどうか迷って買わずに
そのままアイスコーナーへ行って
大納言小豆最中をカゴに入れて、
ついでにバターを見学したら、、、、、、、、、、、
びっくり!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 

 
なんと、『有塩バター』
『無塩バター』(写真あり)
が同じ値段で売られている
ではありませんか!

431円/250g(税込)
431円/250g(税込)
 
理由はよくわからないけれど、普通、
無塩(食塩不使用)バターの方が高いのに。。。
 
*
注意*
この記事は私が疑問に思ったことを
次から次へと調べはまた疑問に思って
最終的には解決!(ことにしている)
しています。ですが、初めからわからなかったものを
わかったふりをするのはかっこ悪いので
解決に至る過程を全て公開しています。
ゆえ、ガチャガチャしている部分もあります。
ご了承ください。参考資料はまとめて最後に
あります。
 
 
 
しかも、ニュージーランド(NZ)産。
この会社(ウエストランド)のバターは
半年くらい前から
マイフェイバリットスーパー
(おきにのスパマの意)で見かけるようになり、
それ以来買っている。
 
理由は次の通り。
 
1)牧草を主に食べて育った牛から絞った乳から
 作られたバターだから。放牧されていて、牛も
 良い環境で育てられている。

(2)値段が安い。↓参考↓
 国産バター200円/100g
 ウェストランド170円/100g
 
 

 
バターの美味しさは正直よくわからない。
国産バターは、輸入飼料を食べているし
(オーガニック業界の嫌いな
遺伝子組み換え飼料ももちろん、
 
ちなみに、
マクドナルドバーガーのパテは
100%グラスフェッドビーフ
である。
どこの部位を使っているかは知らないが。
そのあたりの記事はこちら
 

牛舎小屋で飼育されているのがほとんどだし。
 
 
フードマイレージ
(口元に食べ物が届くまで
 どのくらいのCO2が排出されたか。
 もちろんCO2排出量が少ない方が
 環境負荷が少ない)で考えれば、
 
外国から穀物飼料を輸入してそれを
牛にパクパク食わせて
(余談:1975年頃は乳量4,500kg/一頭
 
 2018年度は8,500kg/一頭
  
 え、
 40年で牛一頭から搾乳できる量、
 2倍くらいになってる!? 
 す、すごい、というか、牛の改良、
 餌の進化したと思うけど、
 なんか無理してそう。
 牧草ばかり食べていたら乳量は増えないよな。
 そりゃ。)
  
 
できたバターを食べるのと
(乳牛は、牧草などの粗飼料
 ともろこしなどの濃厚飼料の二種を食べる。
 
 1日に合わせて30kg餌食べるそう。
 飼料の割合は、
 成長具合で異なるらしく、半々になったり、
 4:6になったり6:4になったりするよう。
 
 穀物自給率は、25%(2007年)。
 粗飼料だけの自給率だと78%.
 濃厚飼料自給率10%. )
  
 
NZバターを日本に運んできて食べるのと
(NZにおいて濃厚飼料を与えている
 農家も増えているらしいが
 全体餌割合としては、1~2割。
 
 日本と比べると与える餌の
 濃厚飼料割合は半分以下。
 濃厚飼料自給率はよくわからない。)
 
 
どっちが環境負荷かけていないかは
正直わからない。
けれども、
 
 
ムード的にはNZが良さそう 😎 
NZ一頭あたりの乳量
4,000リットル前後(2015年度)
 
なのであまり無理はさせていないのかも。
それでも、
NZでも一頭あたりの乳量は増えていっている。
   
 
で、今回の主な疑問は、
  
 
(1)なぜNZバターの方が安いのか

(2)なぜNZバターは有塩、無塩同じ値段なのか?

(3)私は、遠慮なく安いNZバターを買うけれど、
  国産バターを買う人はいるのか?

(4)外国産バターを買うことで国内の酪農家さんが
     苦しむことに繋がるのか?
 
 
だ。
 
 
私は乳製品に関しては、
自然放牧された国産牧場のものを
年に1〜2回くらい
食べることで美味しい食べ物を未来へプロジェクトへ
貢献している。
   

  
日本人の所得は下がっているし、
安い物を選ぶ傾向は避けられないと思う。
(もしかしたら品質的に国産のより
 NZの方がいいかもしれないし、
 そうでないかもしれないがその辺りは
 バター専門家に分析をお願いしたい。
 
 私は品質の良いものを
 買いたいと思っているが
 その品質を生み出すのに多方面に
 負荷をかけていたり
 大企業一強支配の後押しをしている割合が
 高ければ
買いたくない。
 しかもそれで高かったらなおさら。)
  
  
(1)なぜNZバターの方が安いのか
結論:
NZバター自体が圧倒的に安いのだと思う。
 
 
まず、輸入バターについて考えたい。
そもそもなぜバターを輸入することになった
のかといえば、
バターを安定的に供給するためである。
日本の牛さんがだすミルクは
天候によって左右されたり
酪農家の減少でバター不足になる
事態が発生していた。
 
消費者も食いしん坊になり
バターを食べたい
バターを食べたい
(バターからできたお菓子なども含む)
思いが込み上げてくる。
 
 
バターがない状況が続けばイライラが募り
理性的な人間行動ができなくなる。
 
それでは、
秩序が保たれなくなる
ので
安定してバターを供給することは
とても大切なことである。
 
 
不足分を補う
ということで外国から
バターを輸入することになった。
 
 
そもそもの目的はここにある。
 
バターの安定供給

だから、
輸入しすぎると
バターが溢れかえってしまう。
  
しかも、
外国産のバターは安いので
そのまま安いのが国内で出回りすぎると
国産バターは売れなくなる。
 
だから話し合いをして、
 
今年はこれくらいのバターを仕入れる
と会議を開いて決める。
 
それ以上はバターを輸入しない
 
 
という流れ。
 
 
バターを輸入する方法は2つ。
 
が仕入れるのと
民間会社が仕入れる方法。
 

後に述べるように、
どっちが仕入れようが
実質、
国が輸入していると言っても良い。 
 
 

バターは国家貿易
(農畜産業振興機構)で輸入している。
 
民間でも輸入できるが結局は、
農畜産業振興機構(国)に
一回売りわたさなければならないので
実質バターは国家貿易である。
 
  
国家貿易の時の
手数料チックみたいなのが
最終的には、
酪農家の経営安定政策の補助金として
使われることになっている
 
  
へ〜、知らなかった。
心の奥底では、
 
NZバターを買うと国内の酪農家さんが
苦しくなると思っていたが、
 
私が買ったNZバターでも
回り回って国内の酪農家さんを
支えていることになる。
 
不思議な話だけれど。
そしたら、ますます、
国産バターを買う理由がなくなった
(笑)
 
 
ちなみに直近のバター輸入量は
 
2020年度 13,860トン
2019年度 21,475トン
2018年度 18,457トン
2017年度 9,429トン
2016年度 12,062トン
(国内統計資料・乳製品関係より) 
 

バターは業務用と家庭用に分かれていて
業務用の中でも
ビッグサイズ(10kg~25kg)を
バラと呼び、
スモールサイズ(1~5kg)を
小物と呼ぶ。
 
 
国家貿易で扱うのは主に
業務用で家庭用の小型サイズ
(100g~225g)は
主に国産メーカーであるらしい。
 
 
小型サイズでも輸入されるのがあるが
これは1個1,500円とかする
高級バターと
して売られてるみたい。
 
そういう高級バターは
ブランドものみたいな
ものでコアなファン向けの商品、
と言っても良い。
 
  
そういうものは
民間輸入(と言っても、国を通す)に
なるので高くなる。
 
 
だから仮に、
200g 1,000円
で売られている外国産の
リッチなバターがあったらそのうちの 
 
200円前後は
補助金に回っていると思う。
 
 
私が今日買ったのは
250gバターで家庭用サイズNZ産である。
 
一応、
農畜産業振興機構の入札結果
(バターに関しては毎月している)
を確認すると、
確かに、「バラ」「小物」しか扱いがない。
  
ということは、
私が買った家庭用バターは、
 
輸入者(三井物産)
が輸入して
 

 
農畜産業振興機構(国)の手に渡って、
手数料チックなやつ
(最終的には補助金として利用される)
を回収されて、

また輸入者(三井物産)に戻って、


 

販売者(ムラカワ株式会社)
 
にたどり着き、
 

 
 
マイフェイバリットスーパーの
バター売り場に
置かれて、
 
私の胃袋へ。
 
の流れ。
 
かと思ったが、
多分違う
 
  
のちに
農水省の担当者に電話して聞いてわかった
ことだがしばらく知らない時点での
思ったことを書き続ける。
 
 
この流れが正しいとすれば
今日買った、
 
税込431円/250g(NZ産)
のうち一体いくらが補助金に回っているのか。
 
計算したところ、
 
100gあたり約80円
補助金として利用される。
250gにすると約200円
 
え〜、なんだ。
200円も補助金として活用されているなら、
さらに遠慮なく安くて
うまいかどうかは知らないけれど
 

良さげなNZ産
グラスフェッドバターを買おう。
 

一回で使うバターの量を10gとしたら
 

今日買ったバター250gで
25回の食事に使える。
 
一回あたり17円。
仮に輸入する際の手数料チック
(補助金)なやつがなくなったとしたら、
 
230円くらいでバターを買えることに
なる。
  
一回あたり9.2円か。
 
 
とボソボソ考えていて
ふと思ったのが、
 
国家貿易枠は話し合いで決められるが
民間で輸入する場合、輸入しようと思えば
いくらでも輸入できるのか?
 
まぁ高い関税や
手数料チックなものは発生するけど。
  
もし、上記に示した通り、
今日、私が買ったバターが
民間輸入によるもので
かつ国産バターよりも安い価格で
売られているのだとしたら、
 
無限に輸入されて、
安定供給どころか
外国産バターが国産バターを
駆逐することに繋がりかねない、
と思ったからだ
 
 
民間輸入枠は制限あるのか?
 
について農水省担当者に電話して聞いた。
 
結論からいえば、
 
民間輸入量に制限はない。
 
で、私のこのバター疑問を
聞いてもらったら
 
「その値段で売られているのだとしたら
エリックさん(alic農畜産業振興機構)経緯だと
思いますよ、民間輸入だったらだいたいクソ
高い値段になりますので。」
 
*言葉遣いは私が勝手に変更しています*
*実際はとても丁寧に質問に答えてくださりました*
 
 
へ〜、なるほど。
まぁ、確かに今日買ったバターが
民間輸入品によるものだったら
どれだけ安いねん、ってなるし、
無限に輸入できてしまったら
それはそれで困るよなって思ってたから。
 
 
alic農畜産業振興機構経由だと
どの会社がバターを買ったのか
全てわかるようになっている。
【バターの売買同時入札(SBS方式)結果】
と呼ばれる資料を見ても、
 
今回私が買ったバターの輸入者
「三井物産」の名前はなかった。
けれども、
子会社の
「物産フードマテリアル株式会社」
の名前があったので、
これが三井物産と考えればいいかな。
  
うーん、念のため、
今日買ったバターの販売会社の人にも
電話して聞いた。
 
「うちは三井物産から買うてますよ〜
 やから、民間輸入とちゃいますかね〜
 
って感じ。
うーん。
 
バラで買って個別梱包を国内で
している?でも、放送用紙は英語だし
原材料とかは日本語のシールであるし。
 
いやいや、
 
別に国家輸入だろうが
民間輸入だろうが
どっちでもいいんだった。
純粋に知りたいだけ欲。
 
一番の関心は、
 
今日、私が買ったバターが
民間輸入だろうが国家輸入だろうが、
外国産バターの時点で
国内の酪農家さんへは補助金が
いくシステムになっているから
私は次回もNZ産バターを買うことにする。

(2)なぜNZバターは有塩、
無塩同じ値段なのか?

→ 謎 😕 

 

(3)私は、安い且つ国内の酪農家も
 応援できるNZバターを遠慮なく買うけれど、
 それでも国産バターを買う人はいるのか?  

→人それぞれ。
 

 

(4)外国産バターを買うことで国内の酪農家さんが
 苦しむことに繋がるのか?

 

外国産を買っても補助金がでるシステムだから
多分大丈夫だと思う。
 

それでも年々酪農家の数は
減っているし生乳生産量も
減少傾向。
 
 
生乳生産量
全国 :8,549千トン→7,282千トン
(1998年→2018年度)
 
酪農家数
37,400→15,000戸
(1998年→2018年度)
 
 
補助金に関しては農業全体に関わることなので
また今度書きたい。
 
 
おしまい。

 

更新履歴: 
2021/07/30:バター輸入量を最新の数字に更新しました
2021/11/26:レイアウトを変更しました 

参考資料

*web記事は2020/4/2*
 
=農林水産省=

脱脂粉乳・バターの安定供給のために
https://www.maff.go.jp/j/chikusan/gyunyu/antei_kyokyu.html
 

令和元年度のバター及び脱脂粉乳の輸入枠数量の検証について
https://www.maff.go.jp/j/press/seisan/c_gyunyu/191004.html
令和2年度のバター及び脱脂粉乳の輸入枠数量について
https://www.maff.go.jp/j/press/seisan/c_gyunyu/200131.html

牛乳・乳製品の輸入制度
https://www.maff.go.jp/j/chikusan/gyunyu/lin/pdf/0729milk.pdf
 

脱脂粉乳・バターに関するQ&A
https://www.maff.go.jp/j/chikusan/gyunyu/attach/pdf/antei_kyokyu-65.pdf
 
最近の牛乳乳製品をめぐる情勢について
https://www.maff.go.jp/j/chikusan/gyunyu/lin/attach/pdf/index-234.pdf
 
令 和 2 年 2 月 の 乳 製 品 の 大 口 需 要 者 向 け 価 格 の 動 向
https://www.maff.go.jp/j/chikusan/gyunyu/lin/attach/pdf/index-237.pdf
 

飼料自給力・自給率の向上に向けた取組
https://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/h20_h/trend/part1/chap1/t2_04.html
飼料自給率について
https://www.maff.go.jp/kinki/seisan/chikusan/attach/pdf/zikyusiryou_meguzi-8.pdf
飼料関係
https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/tikusan/attach/pdf/190419-20.pdf

 
=alic(エリック)・独立行政法人農畜産業振興機構=

ニュージーランドにおける牛乳・乳製品輸出動向
https://www.alic.go.jp/joho-c/joho05_000396.html
NZにおける酪農、牛乳乳製品の需給動向
https://www.alic.go.jp/content/000146172.pdf
 
乳製品生産量
https://lin.alic.go.jp/alic/statis/dome/data2/i_pdf/5060a-5070a.pdf

指定乳製品等の輸入
https://www.alic.go.jp/r-nyuseihin/raku01_000437.html

指定乳製品等の輸入入札実施実績
https://www.alic.go.jp/operation/livestock/dairy-import02.html
バターの売買同時入札(SBS方式)結果
https://www.alic.go.jp/content/001173309.pdf
 
=web記事=

農水省、2019年度のバターの輸入枠を前年度比54%拡大。
酪農家の廃業傾向続く(サステナビリティ・ESG投資
ニュースサイト)
https://sustainablejapan.jp/2019/02/07/butter-import-2019/37108
 

バター輸入枠、19年度2万トンに大幅増 需要増に対応
(日本経済新聞)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40677700Q9A130C1QM8000/
 
バターが高くなる本当の理由は、独立行政法人の一括購入が
原因(HUNADE)
https://hunade.com/butter-riyu
 

わかりにくいバター輸入のしくみ
「国がもうけて、消費者にしわ寄せ」との声も
(SankeiBiz)
https://www.sankeibiz.jp/econome/news/150303/ecc1503031914002-n3.htm
 

誰がバター不足&高騰を「つくって」いるのか?
緊急輸入で行政法人が巨額利益
https://biz-journal.jp/2016/10/post_16805_2.html