ここ最近(2022年現在)、いろいろなさつまいもの名前
を耳にするようになりました。
そのなかでも、名前から気になる
「ハロウィンスイート」というお芋を
この記事で取り上げていきます。
=要約=
2015年登場の「ハロウィンスイート」。
鮮やかなオレンジ色が食欲をそそります。
しっとり食感で甘さも十分。βカロテンを多く含むわりに
野菜臭くなく、食べやすい健康的なお芋。
クリスマスに食べても美味しい。
=要約終=
近所のスーパーを回って
売っていないお芋は私の中で
ぜんぶ、珍しいもの。
毎日同じお芋を食べ続けていると
飽き飽きしてしまいます。
かといって、新しいお芋に
挑戦することは少し勇気が入ります。
なぜなら、
美味しくなかったときに
損した気分になるからです。
私の場合、損した気分よりも
自分の舌に合わないことがわかる
好奇心を満たせるので積極的に未知なる芋を
食べるようにしています。
もちろん、自分で栽培します。
2021年は猪に食べられてしまいました。
2022年ようやく収穫ができました。
長野県の標高900mの畑で栽培し、
10月初旬試し掘り、
10月14日にすべて収穫。
植え付けたのは、6月15日。
収穫後すぐに食べるのではなく、
2か月熟成させてクリスマスの頃
石焼き芋にして食べました。
石焼き芋は、ストーブの上で
じっくり1時間半〜2時間近く
かけて焼き上げます。
ストーブで石焼き芋詳しくはこちら
焼きたてを食べるにはお腹がいっぱい
だったので一晩寝かして翌日に食べました。
皮をめくっていくと
綺麗な焦げ目がついています。
土鍋でご飯を炊くときの
おこげと同じで食欲がそそられます。
さらに半分に割って中の様子を
伺ってみましょう。
鮮やかなオレンジ色に
見惚れてしまいます。
艶々の果肉がさらにまた
私の食欲を刺激しつつも
写真を撮り忘れないように。
このみずみずしさを
どうにかして伝えたいところです。
さて、
やっとのことで実食。
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見た目を裏切らない食感。
しっとりしていて
水分を含んでいながらも
ベチャベチャしておらず
節度あるみずみずしさ。
なにより、甘さが
ちょうどいい。
普通のお芋と一番違うのは、
香りの部分です。
かぼちゃからほんの少しだけ
かぼちゃの風味を引いて、
お芋の香りを付け足すイメージ
でしょうか。
普通のお芋とは違うながらも
さつまいもらしさを忘れていない点が
私はお気に入りです。
βカロテンは緑黄色野菜に含まれている
ので野菜っぽい味になるかと思いきや
決してそのようなことはありませんでした。
当園のお芋を使ってくださるパン屋さんから
ハロウィンスイートの感想をいただきました。
人参嫌いのお客さんが
ハロウィンスイートのパンは独特な香りで
美味しかったと言ってくれました!
結論。
ハロウィンスイートは美味しい。
街中で見かけた時は、ぜひ
お試しください。
通販サイトでも
販売されているようです。
美味しいお芋に出会えたら
ここでご紹介できればと
思っています。
ご一読いただき
ありがとうございました。
余談
さつまいもの新品種は主に
国の研究機関が開発しています。
よく目にする「べにはるか」
も代表的なお芋の一つです。
今回ご紹介した
「ハロウィンスイート」は
民間企業が開発した品種です。
開発元の三好アグリテックさんのHP
を拝見しますと
βカロテン含有量が掲載されています。
分析芋 ハロウィンスイート 高系14号 βカロテン含有量 5,780μg/100g 55μg/100g 三好アグリテックサイトより引用
補足をすると
野菜の名前 西洋カボチャ/果実/生 にんじん/根/皮つき/生 βカロテン含有量 4,000μg/100g 8,600μg/100g 食品成分データベース(文部科学省)より引用
といった具合で、
かぼちゃ以上、にんじん未満
のβカロテン含有量といったところです。
この栄養素は、
抗酸化作用があるとされ
日々の健康づくりに
欠かせない栄養素です。
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実は、ハロウィンスイートよりも
βカロテンを含んでいるお芋が存在します。
もちろん、当園でも栽培したお芋です。
別の記事でご紹介しますので
しばらくお待ちくださいませ。