友人のカフェ(@長野県松本市)
でまなべ農園の美人芋を使った
紫さつまいもタルトが提供されています。
昨日から始まったという話を聞きつけ、
早速、食べに行きました。
正直、感動しています。
オーブンで1時間くらいじっくりと
熱を加えた美人芋をタルトに使用されています。
芋の美味しさを最大限に引き出されて
タルトに変身する彼女はきっと
しあわせなことでしょう。
私はタルトを食べながら、
色々思い出していました。
何を思い出していたかというと、
畑でさつまいもと過ごした時を、
です。
6月はまだツル一本という状態で
畑に植え付け、
少し寒い日々を過ごし、
イノシシが虎視眈々と美人芋を
デートに誘う日々。
いつ食べられてもおかしくない
状況でよく3~4ヶ月過ごしたなぁ
としみじみしていました。
畑の無垢な場所から
オシャンティーな場所へいらっしゃいませ。
コーヒーも合わせて飲みました。
とてもマイルドな口当たりで
タルトをそっと包み込んでくれます。
そういえば、
夏、
草抜きしていたら、
スコールみたいな大雨が
降ってきて、
びしょ濡れになったことを思い出しました。
カッパを着るのが面倒でしたので
そのまま雨にうたれていました。
雨に当たると正直、
不快感でいっぱいですが
あの時の雨は、
大地を
さつまいもを
そして私を包み込んでくれた感覚の
雨でした。
雨の日を思い出させてくれた
口当たり柔らかなコーヒーとともに、
美人芋のタルトを食べながら
◇ ◇ ◇
平安貴族の娘が
庭で蹴鞠をしている少年を
眺めている光景や
◇ ◇ ◇
とわかるようでわからないような
一句を置き土産に
ごちそうさまでした。
本当に美味しかったです。
季節限定タルトです。
=まなべ農園 真鍋和孝=
追記:
ここ最近、美人芋は
蒸してもいいけれど、
焼き芋が超うまい
ということがわかってきました。
半分に割った後の
あのエレガントさ。
たまらん。
追記の追記:
私はお菓子作るのが下手くそなので
自分で栽培した芋がオシャンティーな
姿になって、それを食べるのが
本当にしあわせです。
追記の追記の追記:
やっぱり、畑と繋がっている
食べ物、って美味しさの深みが
違うと思う。