いよいよ、この季節がやって参りました。
w杯でございます。
(あっ、*W杯ワールドカップ*
ではなく、草カップと読みます。)

ホームセンターに行くと
これでもかというくらい次のようなアナウンスが流れます。

「草うざいよね〜 そんな時は除草剤!
面倒な作業も楽々になります!」

的な感じのアナウンスです。
まなべ農園では除草剤を使って草を処理しませんので

▲草を刈るか
▶︎草を削るか
▼草を抜くか

のどれかを使って除草します。

で今回は

▲草を刈る

という作業にフォーカスしたい
と思います。

毎度のことながら
最後まで文章読むのが大変という方のために
100字で要約することに成功しましたので
要点だけ掴みたい方はどうぞ。

【草刈りの様子をタイムラプス撮影した映像が
素晴らしく気持ちいい。
草刈りは面倒で大変だ。
けれども、作業後の爽快感は何事にも代え難い。
作業者だけが味わう快感にするのではなく、
見る人にも快感を。
それが草刈りプス。】

ということで本題に入ります。

草を刈るには
鎌を使うか草刈り機を使うか
もしくはチョップするか
最適な手段を講じます。

現在の主流は
草刈り機でしょう。
(チョップ派の方が居ましたら
教えてくださいませ。)

刃が高速で回転し
草を次々と刈っていきます。

鎌で刈るより効率よく刈れますが
一方で作業中の事故が多いのも事実です。
草刈り機に限らず農作業中の死亡事故の件数は
農水省の調査によれば次の通りです。

”平成 28 年の農作業死亡事故件数は 312 件。
動力刈払機による死亡事故10件、占める割合3.2%”

とあります。

年間に300名近くの方が農作業で亡くなられて
います。

同じく農水省の調査によれば

”図1は、
労災予防研究所・所長、三廻部眞己氏が昭和 46 年を 100 として、産業別災害死亡事故の推移を示したものである。

これによると、
他産業労災では 1971 年の 5,552 人から 2011 年には 1,024 人、18.4%に減少している。

特に危険業種といわれる建設業では 
2,323 人から 342 人(但し、東日本大
震災による事故を除く)、14.7%まで減少している。

交通事故についても 16,278 人から4,611 人、
28.3%にまで減少している。

これに対して農作業災害死亡者数は、
1971 年の 364 人から 2011 年の 366 人、
100.5%と
ほとんど変化がない。
現在では危険業種と言われる建設業の方が、
農作業死亡事故者数を
下回っている”

とあります。
これが現実なのです。

草刈り機による事故は不安定な足場の作業
で発生しやすいです。

平地を刈るには特に問題ないのですが
斜面の草刈りは大変です。
足場も不安定、滑ったりする危険性が
常に隣り合わせです。

それだけではなく
体力も平地に比べて大いに消費します。

ですから、
農作業というのは
本当に注意深くしなければならないのです。

そんな危険と隣り合わせの作業ですが

なんと言っても
草を刈った後の爽快感
は素晴らしいものがあります。

きっと草を刈ったことがある人には
共感していただけると思います。

ですが、

爽快感独り占めしていいの?

という疑問が湧いてきます。

自分一人で楽しむより
多くの人と楽しむ
姿勢が大切だと思います。

ですから、
どうにかこうにかして
この快感を分ける方法はないのかと
考えておりました。

実は昨年から
草刈りの様子をタイムラプスで撮影して
動画投稿していました。

今年もInstagramにも投稿しておりました。
そしたらです。

コメント欄に

「草刈りプス、ツボだわぁ。」
「ものすごい映像やな笑」
「定点観測ですね笑」
「グランド整備思い出した」

など私にとってはとても励みになる
コメントを頂けたりしました。

これはもしかして、
コメントしていないけれど

▲潜在的に草刈りプスにツボってる人
もっといるんじゃないの▲

と思い、

いや、
絶対いるはずだ!
と思い直し

フェイスブックにも投稿してみよう
とした次第です。

ついでにw杯のポスターを作りました。
なんども申し上げますが
ワールドカップではなく
草カップと読みます。

要は草刈りのことです。

「絶対に負けられない戦い」

は電通さんが多用する広告コピー(多分)ですが

そもそも草は
私にとって敵なのか
味方なのか。

それを考えることなく
戦い
を仕掛け、勝ち負けを判定しても
面白くありません。

草を敵と見るから
戦いになるのであって

草をそのまま草と見ればいいだけの話です。


は”イクサ”とも読みます。

い草
も”イクサ”と読みます。

戦であって戦ではない
感じを出すために

私のポスターのキャッチコピーは

”絶対に刈らなければならない
い草があるよ”

としました。

お願いですから
伝わってくださいww

それはともかく、
全国の草刈りプスファンの方が
大いに喜んでいただければ
嬉しく思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

追記
草刈りの作業後の出来栄えを
「俺の方が綺麗に刈れる」とか
そこに個人の美しさ基準を入れてはいけない気がします。

美しさもそれぞれの基準があります。
数字にできないものを
数字にしようとして
例えば
草刈りプス杯
というのを開催して
審査員が点数をつけ

優勝を目指して頑張って草を刈って
悔しがって
勝負事の概念を取り入れた途端に
草刈りプスが
草刈りプスとしての役目を終えることになります。

ただ

爽快感
は誰にでも共感できる
ポジティブな感情だと
信じております。