2024シーズン、もち米を一本植えで育ててみたら
ぜんぶ、スズメに食べられた話です。

はじまり

 
年末に親戚宅で餅つきをしています。
自分で育てた糯米(もちごめ)で餅つきを
してみたいと思ったのがきっかけです。
 
 
 
まずは、この記事の全体像を箇条書きにて
お伝えしておきます。
 
・餅つきをするためにもち米を作る 
・肥料農薬は使わない
・田んぼだが水は引き入れない
・草取りを頑張る
・苗は育苗して一本植えにする
・品種はハッピーヒル
・ジャンボタニシはぶちのめす 
—————————–

まずは田んぼの確保です。

爺婆が昔、稲を作っていて
もう20年近く使われていない
田んぼがありました。
 
実家に居候している身としては、
ありがたいことこの上ないです。
 
水はけが田んぼの中でも鬼のように
悪く、我が家で通称
 
「深田んぼ」読み:ふかたんぼ
 
と呼ばれている場所になります。
 
米の他に、里芋を作っていた時期も
あったそうな。
 
今では名残の里芋が
野生化して田んぼの隅っこで
ひっそりと暮らしています。
 

 
毎年、何もしていませんが
勝手に里芋は生えてきて
勝手に枯れて
また
生えてきています。
 

準備スタート

 
さて、田んぼの選定が終わったところで
耕す準備をします。
 
準備段階の写真はないので
文字だけでお伝えします。

田んぼすべてをフル活用することなく、
約半分の面積で育てる予定にしました。
 
手のかけられる範囲を判断した結果です。
 
小面積なら小さい耕運機を使います。
 
自動車も作っているHONDA製の
こまめ
というものです。

こまめ 
https://www.honda.co.jp/tiller/lineup/comame/ 
(クリックすれば製品ページに飛べます)
 
小さいので時間はかかりますが
パワフルで
ぐわんぐわん耕せます。
 
二月くらいに荒く耕していたので
田植え前の6月にもう一度耕しました。
 
イメージは代掻きです。
 
雨が降った日の夕方に
こまめで行いました。
 
水が含んでいるため、さすがの
こまめも重そうにして
何度がエンストしました。
 
畑で使っている時にエンストなど
したことのない機械が
悲鳴をあげていました。
 
僕は代掻きもほどほどにして
あとは、草取りを頑張ろうと
決意しました。

育苗

 
米はタネを直接田んぼに蒔くのではなく、
プランターで苗を育てて
植えることにしました。
 

↑育苗の様子
 
5月くらいに種まきをして
約1ヶ月半くらいプランターで
育てました。
 
そして6月25日
田植えをします。

田植え

 

 

田植え直後6月25日
 
これ以降、
管理は、草を引く作業に集中することと
いたしました。
 
使った道具は、
 
けずっ太郎
https://miki-doukan.com/products/weeding/fieldw/kezuttaro/
 
という草取り道具です。

水があるうちは、シャバシャバと道具を
前後に動かすだけで簡単に草が取れます。
 
ポイントは、水がある間です。
 
水を引き入れないという縛りがあるので
天然の雨水のみが頼りです。
 
水がなくなると
草取りがうまくいきません。
 
水が引き、
ねっちょっとした土質は、
シャバシャバの場合よりも
草が動かないためです。
 
代掻きを十分に行わなかったので
草も中途半端に生きておられます。
 
苗が大きく育つまでは
草に負けないよう、草とりに
作業を集中しました。


6月30日(右上に隅っこ里芋います)
 

7月7日
 

7月11日
 
田植え直後、寂しそうだった苗も
少し大きくなりました。
 
株間は40cmくらいで植えたと
記憶しております。
 
畝間も30〜40cmくらいだった
と思います。

のびのびと育ってくれるよう、
ゆとりある株間を心がけました。
 

7月16日
 

7月19日
 

拡大7月19日
 
 
田植えをして3週間くらい
たった頃です。
 
稲は分げつ(ぶんげつ)
といって茎がどんどんと
増えていきます。
 
田植え時は一本だったのが
4〜5本に増えています。
 
 
梅雨も明けたので
もち米の品種選びについて
お話しします。
 
もち米にも多くの品種があります。
 
ハッピーヒルにした理由は、
 
野口のタネ屋さん
https://noguchiseed.com/hanbai/

 
に在庫があったからです。
 
陸でも育てられると書いてあったので
私の計画(水を引き入れない)
にぴったりでした。
 
水を引き入れない理由は
引き入れ方が
わからないからです。
 
野口のタネ屋さんは、
様々な作物の様々な品種を
取り揃えてあります。
 
ウィンドウショップするだけでも
じゅうぶん楽しめます。
  

なお、
田んぼに水を引き入れるには
許可が必要です。

私の家は、
水利組合にも入っており、
池の草刈りのほか、利用料金を
毎年払っています。
(作物を作らなくても)
 
水を引き入れる環境は
整っているのです。
 
 
さて、
 
梅雨が明け、
ここから1ヶ月以上、雨が降らない日が
続きました。
 

7月23日 
 

7月23日空と共に撮影
 

7月23日電柱と共に
 


7月29日
 

8月2日
 
8月に入り夏真っ盛りです。
稲の生長スピードも
ますます活発になりました。
 

8月2日拡大
 
 

8月7日
 

8月7日
 
地面にヒビが入りました。
きっと大丈夫だと信じて
水は引き込まずにそのままに。
 

8月13日
 
 

8月15日
 
周りの草を刈りました。
 
いい感じで緑が冴え渡っています。
 

8月15日 月と共に
 
 

8月23日
 

8月30日
 
田植えをして2ヶ月が経とうとしています。
 
力強さを感じる姿です。
 
病気にもかかっていないように
思えます。
 

↑こっそりお隣さんのお米を撮影(8月30日)
もち米ではなく うるち米
 
密度高く植えられているのがわかります。
穂が出ていますね。
 
無農薬で栽培していると
お隣さんとの関係性も重要になります。
 
虫や病気の発生に荷担している場合も
あるからです。
 
逆に無農薬だと思っていても
お隣さんからの農薬が風にのって
来ている場合もあります。
 
お隣さんの田んぼは
近所の顔を知った人なので
心配ないと思っています。
 
病気を移してはならないと思い
お隣さんと2mくらい距離は
とってあります。
 
 

9月4日
 

9月4日 一部出穂 
 
 
9月に入り、ある株から
穂が出てきました。
 
出穂(しゅっすい)
 
と言います。
 
おそらくこの株は、
他のと比べて早めに出過ぎているので
異株扱いとします。
 

9月6日
 
他の株からも穂が出始めました。
 

9月14日
  
 
9月14日
 
ほぼすべて出穂しました。
 
隅っこ暮らしの里芋も元気です。
 

9月27日
 

9月27日
 

9月27日

田植えをして3か月です。
 
穂も重みを増して
これから垂れてくるでしょう。
 
 

10月18日
 
思ったよりも垂れていません。
カメムシに実を吸い取られたのかも
しれません。
 
 

10月18日
 
それでも実は入ってそうだったので
黄金色に輝く日を
待ち遠しくしていたのです。 
 

10月18日
 
しかし、よく見ると
実自体がありません。
 
私はこの頃、さつまいも収穫に
力を注いでいたため
田んぼまで足を運べていませんでした。
 
 
あぁ、スズメに食われてしまっている。
 
力が抜けていきました。
 

11月9日
 
あぁ、一粒残らず
スズメが食べていました。
 
 
10月のある日の夕方、
私は目撃しました。
 
大量のスズメが田んぼに
やってきて
チュンチュン騒いでいるのを。
 
その数、一羽二羽の話ではありません。
 
あの田んぼに生えていた稲、
それぞれの株に
担当するスズメが複数居たくらいです。
  
仲間が仲間を呼んで
口コミで広がったのでしょう。
 
無料で開放されている
食糧庫があるぞと。
 
おびただしい数のスズメ。
 
町中のすべてのスズメが
一堂に会したといっても
いいです。
 
もう、ほんとに
スズメまみれでした。
 

11月9日
 
庭でバケツ稲を育てていたのですが
それもすべてスズメに食われました。
 
私はこう思うことにしました。
 
 
スズメを飼っている
 
と。
 
そうすれば、
疲れている中、頑張った
草取りも草刈りも
耕運も実を結ぶと
考えたからです。
 
 
実りはしなかったが
実は結んだ 
 
 
ことにして
この投稿を終えたいと思います。
 
ご覧いただきありがとうございました。
 
 


2025年1月1日撮影

追記

2025年シーズンは
リベンジしないと思います。
 
スズメを飼うのは
とても大変だったからです。
 
幸にして、藁(わら)
は残りました。
 
藁を手に入れるのも
難しい時代となりました。
 
売られているのも
いいお値段します。
 
せっかくなので
レモンの樹に巻いて
防寒対策として
活用しました。
 

 
まだ大量に余っているので
2025シーズンの
野菜・さつまいも作りに
活かしていければと思っています。
 
追追記 
 
ジャンボタニシという、
ジャンボサイズのタニシが
大量に発生しています。
 
お隣さんは、毎日網で掬っていました。
 
ジャンボタニシは、
若い苗を食べまくるので
腹立つ存在です。
 
しかも、
ピンク色の気持ち悪い卵を
産みます。
 
本当に気持ち悪いです。
 
ぜひ、一度ご覧になってください。
 
あの色、
本当に気持ち悪いです。
 
少し悪口を言いすぎました。
 
とにかく、
 
ジャンボタニシは
見つけ次第、ぶちのめした
ことをご報告しておきます。
 
 
追追記(反省会)
 
スズメを飼う羽目にはなりましたが
いくつか収穫もありました。
 
・雨水だけでも育つ
(といっても実は、300リットルくらいの
水やりをしました.この水があってもなくても
育った気もしますので1か月半の日照りにも
よく耐えてくれました.深田んぼの水はけの
悪さが功を奏した気もします)
 
・一本植えでもOKだった
(ネット記事を調べても稲一本植えの情報が
少なく不安があった.株間をしっかり取れば
分げつも発生したので一本植えは苗の節約にも
なろうかと思う.一本植えにおける最適な株間は、
今後の研究に委ねる.)