いつも投稿をお読みいただきありがとうございます。
美味しい大好きなトマトの話です。

①タネは売っているのになぜ自分で採るのか?
②ポンデローザという品種にした理由

などを綴っています。

野菜の美味しさを決める要素の一つに

【種】があります。
 

私の仕事はこのタネ選びから始まっています。
 

私の選んだタネ

 

誰かからこれいいよ!
と言われても「本当に?」
といい意味で疑問を持ちます。
 

病気に強い、収量たくさん、形が揃う
などなど、タネにはそれぞれ特徴が
あります。
 

ある農家さんにとっては、
病気にかからないことが重要だったり、
 

ある農家さんにとっては、
形が揃うことが重要であったり、
 

もしくは、味も含め、
全部が重要であったりする
わけです。
 

これは、農家さんの経営スタイルや哲学が
一人一人違うので面白いところです。

ですから、
 

「なぜ、このタネを蒔いたのですか?」
 

と農家さんに聞くことは
生産者の思いを聞くことに繋がり
美味しい食に繋がります。
 

トマトのタネには数種類どころではなく
何百(もしかしたら何千)という種類のタネ
があります。
 

その全てを自分の畑で栽培して
比較し
これがいい!
と結論を出すのは不可能でしょう。

採取したトマトのタネ
洗って乾燥中

 

ですから、私も、
タネを買うときは、
その袋の説明文を読んで
イメージを膨らませ
相性が良さそうなものを選び
タネをまきます。
 

一言で言えば、

「美味しそうなもの」

につきます。
 

あと、楽しそうかどうかですね。
 

これは、私の感性を大切にしています。
 

今年も数種類のトマトを栽培しました。
 

そして、タネをとる品種を決めました。
 

それは、
来年の私の農園のパートナーを
選ぶという行為でもあります。
 

もちろん、
タネは、売っているので
買うこともできます。

ではなぜ、

私はわざわざ

「タネをとるのでしょうか?」

この疑問に答えていきたいと思います。
 

今回種取りしたトマトの品種は、

「ポンデローザ」

という品種のトマトです。

 

“1891年日本導入。生食用トマト。
果実は不整形になりやすく見栄えが悪いが、
コクのある味はもっとも美味”

 

とタネ袋の説明欄にはかかれてあります。

本当に自分で栽培しておきながら
申し上げるのも何ですが



超・美味しかったです

本当に。
美味しいのなら
来年もまた会いましょう

ということでタネをとります。

見栄えの件についてです。

おそらく、世間で出回っている
トマトの形は
はじめに誰かが

「この形が良いやん!」

って決めたから
そうなっていると思います。

箱詰めにも便利だし
商品棚に並べられた姿も綺麗。

確かにその通りです。

でも、

形なんて芸術みたいなものですから

この形が良い形!
この形は整ってない!

などの判断は個人に委ねられます。

おそらく、
赤ん坊が初めてトマトを見たとき

どの形が良いか悪かなんて
判断は下せないと思います。

なんとなくこっちが良さそう
とか
こっちが好き
とか
こっちの方がかっこいい
とか

そういった基準でトマトを観ると
思うのです。

私の畑でいわゆる不整形と呼ばれる
トマトが現れた時、

「なぜ、そもそもこの形が
不整形と呼ばれるのか?」

と考えました。

簡単に言えば
誰かによって都合がいいからです。

箱におさまりやすい
(同じ箱の大きさでもたくさん入った方が
輸送コストの削減に繋がる)

とか他にも色々理由は考えられるでしょう。

世間の意見も尊重されていたはずです。

しかしながら、
全員が全員、あのトマトの形が理想だとは
思って居ない部分もあると思います。

その中の一人が私・まなべです。

いわゆる
不整形なポンデローザトマトを
観た時

私は、

「超・かっこいいやん!」

と思いました。

しかも

「超・美味しいやん!」

よっしゃ!!
来年もよろしくお願い申し上げます。

となったわけです。

この形も
あの形も
あっていい。

あと、
ポンデローザちゃん
って響が好き。

なぜだか分かりませんが
シャンゼリゼの歌を思い出します。

タネって
土に蒔けば
当たり前のように芽がでる
と思ったら大間違いで

芽がでるか出ないかは
タネに委ねられているわけです。

今年芽出すのやめっぴ。

の可能性もあります。

ですがそうはなかなかなりません。

私が今年とったタネも
来年発芽してくれるとは
誰も保証してくれるわけではありません。

本当に奇跡だと感じます。

最後までお読みいただきありがとうございました。