昨日、
甘平や不知火について調べていたら
愛媛県の「かんきつ類の統計」
https://www.pref.ehime.jp/h35500/kankitsu/toukei.html
https://www.pref.ehime.jp/h35500/kankitsu/toukei.html
HPに行き当たったので、ぼんやり眺めていた。

そのページの中で、かんきつ類の収穫量の
データを見ることができたので、
さらにぼんやりと眺めていた。
平成24年度(2012)から平成29年度(2017)
のデータが載っていた。
愛媛県は、かんきつ類の種類がたくさんある。
例えば、平成28年度は、41品目のかんきつ類を
生産している。
次に多いのが和歌山で28品目。
たくさん種類があると楽しいので
どんな味がするのか想像を
膨らませながらデータを見ていた。
ただ全体的な生産量は減っている。
平成24年度は、
224,247トン
平成29年度は、
206,794トン。
約0.9倍になった。
47品目のデータをエクセルに打ち直して
どの種類のみかんが
生産量を増やしているのか減らしているのか
確かめて見た。
(=平成29年度/平成24年度生産量)
例えば、
「紅まどんな」は、3.2倍。
「甘平」は、2.8倍。
5年間で約3倍
生産量が増えたことになる。
(すごい!)
当たり前だが、減ったものもある。
「伊予柑」「八朔」は、
0.7倍。3割くらい減ったということだ。
でも一番びっくりした減り倍率が
「日向夏」
なんと、
0.03倍!
9割以上も余裕で減っている!
嘘やん!むちゃくちゃ減っとる!と思ったけど本当じゃ。
こうして、倍率だけ見ると、
むちゃくちゃ減っている感じがするけれど、
そもそもの数字で見ると、
H24「日向夏」生産量
375.2トン
↓
H29
14.7トン
確かにこれだけを見ても
すごく減った感じがする。
けれども、
「日向夏」が愛媛県全体生産量で
どれくらいの構成割合なのか
を見ると、
全体に占める構成割合
H24
375.2/224,247=0.17%
H29
14.7/206,794=0.01%
もともと、
0.1%くらいで
それが、0.01%になったということ。
上位生産量13品目
(温州みかん、伊予柑、不知火、
ポンカン、河内晩柑、なつみかん、清見、
せとか、愛媛果試第28号(紅まどんな)、
柚、甘平)
が全体の95%を占める。
残りの5%を占めるのが、
34品目の柑橘。
その中に日向夏も含まれる。
ちなみに、
温州みかん、伊予柑、不知火、ぽんかん、
の4大勢力は、h29年度生産量の約8割を占める。
これまでは、生産量で見てきたけれど、
生産額で見るとさらに面白そう。
だけどそのデータを見るのが面倒なので
やめた。
何が言いたいかというと
お金になるみかんが
どんどん植えられて
お金にならないみかんは
伐採されてゆく運命にある。
ということである。
【これからの愛媛柑橘予想】:
毎日食べたい味の
温州みかん、伊予柑、不知火、ぽんかん、
の4大勢力は、生産量減らしながらも
僕らの胃袋を満たしてくれる。
八朔とか夏みかんとか食べるのが
面倒臭い系かつ酸味をよく感じ
美味しいやつも生産量を減らしながらも
面倒臭い系かつ酸味をよく感じ
美味しいやつも生産量を減らしながらも
僕らの胃袋を満たしてくれる。
超マイナー品種は、本当に一部でこっそり栽培される
くらいになるのだろうな。
高級フルーツを買うには
お金がいる。
日本国内で消費を増やすのなら日本国内の経済的な発展も
必要。でも、二極化が進んで、
別にみんなが所得増やさなくても、
高級フルーツを買う層が所得を増やしてくれれば
別にみんなが所得増やさなくても、
高級フルーツを買う層が所得を増やしてくれれば
大丈夫かな(笑)
でも、輸出して海外の方が高値で売れるのなら
それも良い。けれど、
苗木が海外へ運ばれてそこで生産されたら
どんまい。シャインマスカットやいちごのように。
となると、
海外で品種登録して育成者の権利を守らないかん。
でも海外での事務手続き、鬼面倒臭そう(笑)
海外で品種登録して育成者の権利を守らないかん。
でも海外での事務手続き、鬼面倒臭そう(笑)
こういうのをちゃんとしとかな、損する一方。
紅まどんなは、2005年に国内で品種登録。
甘平は、2007年。
でも、
===
海外での品種登録については、UPOV条約に基づき自国内で譲渡開始後、4年以内(果樹など木本性植物は6年以内)に出願申請を行わなければならず、その期間を過ぎると品種登録はできなくなります.
==農畜産業振興機構HPより=
ということは、
2010年くらいまでに申請していなかったら
一生登録できんということだ。
マドンナとか甘平とか申請しているのかな?
シャインマスカットやいちごは海外流出耳にするのに
みかんは、あんまり聞かない。
中国のみかん事情も知りたくなった。
でもこうしていくと寝られないので
そろそろやめにしよう。
もう一度、法律の勉強せないかん。
おしまい。
不知火(しらぬい)