*菜暦書(さいれきしょ)*
野菜の菜に履歴書を組み合わせて、菜暦書というものがあります。簡単に説明すれば、農園の作物を紹介するノートみたいなものです。野菜に親近感を持っていただきたくて書いています。
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さて、今回ご紹介するのは
花豆(はなまめ)さんです。

花豆さん
「どうも、はじめまして、花豆と申します。本名は、べにばないんげんと言います。名前から察していただければ幸いですが、花、すごく、綺麗です。自分で言うのもあれですが。。 😳 」
僕
『自分で綺麗と思っているの素晴らしいことだと思いますよ。実際綺麗ですし。』
花豆さん
「そういっていただけて幸いです。褒めらるとやる気が出るのです。byみ◯を
あと、デカイです。」
僕
『あ、み◯をさん知ってんねや。花豆業界でも有名なんやね。
えーと、その“デカイ”と言うのをもっと詳しく説明していただけますか?』
花豆さん
「デカイと言うのは、大きいと言う意味です。何が大きいかと言うと、豆の大きさがです。豆が大きいと言う事は、それを納めている鞘(さや)も大きいと言う事です。自分で言うのもあれですが迫力あります。小豆や大豆の数倍はあります。
あと、模様が素敵ですよ。」
僕
『どんな模様しているの?』
花豆さん
「写真を見れば一発でわかりますよ。言葉で説明するより、みてください。」
僕
『(あれ?なんかツンツンしてる?)ああ、、そうですよね、百聞は一見に如かずですもんね。
中身もさることながら、あなたの名前の通り、花が本当に美しいよね。クレオパトラ並みに。』
花豆さん
「あー!分かってくださいます!?超嬉しいんですけど〜!」
僕(あ、褒められるとやる気が出るタイプか、少しギャル系も入ってるな。まぁいいや。)
花豆さん
「私が日本に来たのは江戸時代末期と言われていまして、その頃は、あまりに花が美しいものですから観賞用として人々を楽しませておりました。 まなべさんがクレオパトラと称してくださるのも本当に嬉しい限りです。花の写真もみてくださいませ。」

僕
『はい、僕も昨年、花豆さんの花を拝見しましたが非常に美う感じました。赤色というか紅色というか。そこに蜂さんが飛んで来ているのをみて、モテモテですやん。と正直思いました。
あと、標高が高いところが好きとお聞きしましたが、標高が低い場所だとどうなるのですか?』
花豆さん
「おっしゃる通り、標高が高い場所が大好きです。ぶっちゃけ、標高800m以上が好きですね。それより低いと、花は咲くのですが、うまく実らないのです。そういう性格なのです。
ですので、栽培される地域は必然的に限られて来ます。」
僕
『で、味の方は如何なのでしょうか?』
花豆さん
「・・・」
僕
『美味しいに決まってますよね!!愚問でした。大変失礼しました。僕も去年、ご近所さんから花豆の煮物をいただきましたが、とてもふっくらしていて美味しかったです。
甘いもの好きにはたまりませんね。おやつにもぴったりです。』
花豆さん
「スーパーとかにも調理済みの物が売っているので是非とも食べてみてくださいませ☆
これにて私は、土の中に入ります。今年もみなさんを楽しませるように育ちたいように育ちます。
チャオ〜🇪🇸」
僕
『チャオ〜!(あれ?ギャル系も入ってたし、最後、スペイン語になってたし、なんか面白い豆やなぁ)』
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という事で、
花豆さんの紹介でした。
個人的には、花が一番好きです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
追記
文中にもありましたが、豆の大きさがデカイですし、そのさやも然り。
こちらの写真をご覧ください。画面中央に見えますのが花豆のさやです。
すぐその下に見えるのが小豆のさやです。
一目瞭然ですね。ちなみに、基本、紫色をしていますが
画面左上に見えるように、たまに赤色茶色のような色も見受けられます。

豆の感触は、碁石のような感覚に似ているのかもしれません。
その昔、週刊少年ジャンプで「ヒカルの碁」という漫画が連載されていました。
僕は脱穀の作業をしながらとある名シーンを思い浮かべていました。
そのシーンがこちら。
ヒカル
「 ねぇ ホラ 碁盤には九つの星があるだろ?
ここ宇宙なんだ
そこにさ石をひとつひとつ置いてくんだ
星をひとつひとつ増やすようにさ
どんどん宇宙を創ってくんだ
まるで神様みたいだろ 」
そして次のページ
俺は神様になるんだよ
この碁盤の上で
ヒカルが持っている碁石は、花豆にも代用できそうだ。
そう思ったのであります。