「まなべ農園産の三浦大根ってなんやねん!」
 
と疑問を持ったり、


 
「三浦大根?どのタネを使っている?」
 
と疑問を持ったり、
 
「どっちが美味しいの、結論は?」
 
と疑問を持ったり、人によって
 
突っ込むポイントがそれぞれだと思う。
 
  
これから少し長くなるが
ここに書いていることを読めば、
あなたが疑問に思っていることの大半は
解消されるであろう。
 

三浦大根
三浦大根の葉っぱ

 
  
=「ダイコン」とは何か?=


 
スーパーに買い物に行って、ダイコンを買う。
あの、ダイコンである。
おでんの具や、
大根おろしなどに利用されるやつ。
 
 
 
一人当たりの購入量は
1986年・・・6.1kg
2011年・・・4.6kg
である
(農水省2013 野菜の消費をめぐる状況についてより引用)
 
 
 
 


=「三浦ダイコン」とは何か?=


 
大まかにいうと
神奈川県三浦半島で生産されたダイコン。
全国的に有名なブランドである。
全国市町村別生産量で一位、二位を誇っている
(三浦市農協より)

上記説明は
産地」にスポットライトを当てた。
 
一つ視点を落として
ダイコンの「品種」についても見てゆく。
 
品種とは種類みたいなもので
じゃがいもに、
男爵やメークイーンがあるようなもので
 
大根にも〇〇大根、△△大根とある。
大根は、地域地域で特徴のある大根が多くある。
(大体のスーパーでみかけるのは太いやつのみだが、
産直市や道の駅の野菜売り場を思い出してほしい)
 

少し回り道になるが、
今、現在(2019年)三浦半島で生産されている
三浦ダイコン
の旅路を確認したい。
 
 
 
大体大枠を掴むのであれば

◇タネのゲット方法◇ 
・昔は各地で自家採種(自分でタネをとる行為)
が当たり前であった。
・今は、タネを買う時代。
 

◇タネのゲット方法が変わると◇
・昔は、各地域で特徴のある品種が
当たり前であった(多様性
・今は、どれもほぼ同じ(形の揃いなど)、
市場(流通)からの評価を上げるため。
 

を頭の片隅に置いておくといいかもしれない。
 
 

三浦半島では古くからダイコンが栽培されていた。
(旅路の話は神奈川県種苗協同組合の資料を参考にしている)
___
1841年にも栽培記録が残っており、
献上品のひとつであった。
この頃はまだ「三浦ダイコン」という名称はなく、
1925年、正式に「三浦ダイコン」と呼ばれるようになった。
 
正式に命名されるまでは、
東京の「練馬系ダイコン」
地元(神奈川県高円坊))の「高円坊ダイコン」
と交雑させ品種改良が進められていた。
 
命名後も品種改良が続き、
生育のしやすさ、耐寒性などを取り入れた
ダイコンが作り上げられていった。
 
 
各集落の篤農家により地域の畑の条件に
適して各系統が維持・保存され、自家採種により
栽培が続けられていた。

↑この時代で栽培されていた
「三浦ダイコン」は在来種と呼ばれるもの。
 
 
在来種は4系統あるらしく
 
「三浦分場系」(旧農総研三浦試験場)

「石井寛系」(三浦市南下浦町菊名)

「鈴木市治系」(南下浦町松輪)

「角井敬三系」(横須賀市須軽谷)
 

の4つ。
 
昭和40年(1965)頃に入ると
市場で有利販売をするため品質の均一化が
望まれるようになった。
 
そのためには品種(種子)の統一が
必要であった。
 

先にあげた在来種を掛け合わせ
一代交配種への改良が行われた。
こうして誕生したのが(1982年頃?)
「黒崎三浦」「中葉」である。
 
 
一代交配種のタネはタネをとって、
来季に播種しても同じ形質が期待できない。
 
よって、農家は自家採種せず、
タネを買うようになる
 
 
  
ただ、昭和50(1975)年代後半には、
黒船の如し、新しいダイコンがやってきた。
 
 
青首ダイコン」(上部が青い(緑チック)ダイコン)
 
 
である。

私たちが普段よく目にするダイコンは
青首大根である。

この青首大根は一代交配種のニュースターみたいなもの
であると考えてよい。ちなみに、
ニュースターが現れる前の三浦ダイコンは全身白色である
 
  

昭和54(1979)年に大型20号台風が三浦地域を襲い、
三浦ダイコン(在来種ちっくなものや一代交配種のもの、
昔から栽培されていたやつに近いもの)が
大きな被害を受けたのを契機に、

青首ダイコンが三浦ダイコンの座を取って
替わるようになった

 

青首大根は小ぶりなサイズ感、
生でも食べられる
ことが消費者志向にあっていた。
 
 
ちなみに青首大根ではない
全身白色のミウラダイコンは生で食べると辛い 😳 
  
 
そして今、
 
三浦半島で栽培されている99%が
「青首ダイコン」である。
かつての三浦ダイコン(全身白色)
は今や、年末年始にほんのわずか出荷されているにすぎない。
しかも、それは、 
 
 
かつて、各地域で篤農家が自家採種して
その地域地域にあった在来種ではなく
 
 
一代交配種の
 
「中葉」「黒崎三浦」
 
である。
 
 

という感じである。
 

つまり、
色でまとめるなら、
かつて三浦大根と言えば、全身白色で
あったけれど
今は、青首大根だよ〜って感じ 😎 。
 
  

☆「三浦ダイコン」
普通の会話での使われ方☆



↓  
神奈川県三浦半島で栽培された
特産ブランド「三浦ダイコン」のこと。
 
 
☆コアな三浦ダイコンファンの間☆では、


ゴリラ

昔の三浦ダイコンが食べたい


She

それは、在来種のこと?


 
  
ゴリラ

そう、正確には、在来種(4系統)の
三浦ダイコンとそこから生まれた一代交配種の
三浦ダイコン「中葉」「黒崎三浦」とを食べ比べたい


 
 

She

ん〜、一代交配種のミウラダイコンは
年末年始に三浦半島に行けば売っているわ。
でも、
在来種の三浦ダイコンが普通に売られていることは
ないと思うから、三浦半島でダイコンを栽培して且つ
自家採種している農家さんを探すところから始まるね。


 
 



 
 
在来種こそ本物の野菜!
という方もいるけれど、
 
 
私は本物とか偽物には全く関心ない。
 
 
野菜に本物偽物なんてないし、
 
あるのは
 
 
「在来種を本物の野菜と思い込んでいる
人間の認識」である。
  
 

安易に昔の野菜が良くて
今の野菜は微妙などと簡単に結論を下すのは
思考停止人間の特徴であろう。 
 
 
本物とか偽物とか関係なく
  

『その野菜のルーツを探る』
 

私はこれだけで十分だと思う。
 
 
ルーツを知って
 
現状を見て
 

どうするか考えればいい。
 
 
在来種の方が美味しければ
そちらを栽培したり食べればいい。
 
  



 

とあるテレビの大根
食べ比べ実験でおもしろい
結果がある。
 
 
女性大生21人に
白首ダイコンと青首ダイコンをおろして
食べてもらったところ
 

6人が白首ダイコンを美味しいと答え
15人が青首ダイコンを美味しいと答えた。
「青首は美味しい」「白首はから〜い」
とコメント。
 
 

一方熟年女性28人で同じ実験をしたところ

20人が白首ダイコンを美味しいと答え
8人が青首ダイコンを美味しいと答えた。
「やっぱり白首が本当のダイコンよ」
「青首はお子ちゃまの味」
とコメント。
 
 
自分で食べ比べしていて思うけれど、
  
 
食べ比べは、どちらが美味しいか
を競うものではなく
 
 

違いを発見する行である。
 
  
純粋に
 
 
白首辛い
青首は食べやすい 
 
 

とまずは事実を確認して
 
 
 
白首の方が「美味しい」
と感じるのであれば
 

 
次に発すべき問いは
 

まなべ考える

なぜ私はこの味が美味しいと思うのだろう


 
だ。
 
熟年女性が白首を美味しいと答えた
のは
「辛いから」
ではない。
 
辛いダイコンは昔食べた、
懐かしい味がするなぁ、
まぁ美味しい
 

ということ。
 

辛いダイコンに

☆懐かしい、あの時デートで食べたわ 😆 ☆
 
などというプラスの感情が付随しているだけ。
 
女子大生の方は、
食べ慣れた味というのが
 

青首ダイコン
 
 
 
だったということに過ぎない。
それが美味しいにつながった。
おそらく、
 
よっぽど、
家庭でダイコンに氣を使っていないと
 
 
 
青首ダイコン以外を食卓に出すことはないだろう。 
 
 
 
「辛い」のは美味しくない
 
というのは、
 

「辛い」ダイコンを食べたことがないから
であろう。
 
 
『美味しい』と『まずい』と

の二極世界で野菜を見るのは
 
マジでヤヴァイと思う。
 
なぜなら、
 
味の多様性がなくなるから。
 
いま、ダイコンは青首大根が全国制覇をしているが
冒頭で申し上げたように
地方にはその地域で栽培されてきた
在来種というものがある。
 
そして、その味は、
 

特徴があって、
普通に食べている野菜とは
違うノリがする。
 
それを、
 
  
「なんやねんこいつ、
 意味わからん味しとるわ
 まずい、嫌い 🙁 」
 
と一概に決めつけられては、 
 
より一層、 
 
味の一極化が進む。
というか、もう進んで2019年になったのかもしれないが。
  
 
  
野菜の味はタネでほぼほぼ決まるというのが
私の持ち合わせている信念である。
 

もちろん栽培方法、食べる環境にもよるが
 

野菜本来の持っている味というのは
タネが持っている。
 
 
 
味の多様性が失われると
つまらない世界になると思う。
 
  
どこ行っても同じ味。
 

私はずっと美味しいものを食べていたい。
私にとって美味しいとは
 
 
  
違いがあること
新たな発見があること
自分の感覚と氣が合うこと
  

品種によって味が変わるのであるから

タネに関心を持つのは当たり前で

 
そのタネから生まれた野菜が
どのような味をしているのか
確認するのは至極当たり前の姿勢である。
  
  

 
美味しい食べ物をこれからも残すのには
 
栽培者と食べる者

両方必要だということ。
 
 
栽培者がいくら思いをもって栽培した野菜
でも
ただ単に
「うまい」「まずい」で感想を
持つだけでは多様な世界はお先真っ暗。
 
 
「なぜ、それを美味しいと思うのか」
 
と一人一人が自分の感覚と向かい合い。
  

「自分は、どのタイプが好みなのか」
 
と一人一人が好きなタイプを堂々と告白すれば
 

自然とそれを栽培するものは現れ、
これからもずっと美味しい食べ物がある多様性のある
楽しい世界となるはず。
 
と私は思っている。
 

「食の選択」への関心は高まったが
なんかどれも表面的でつまらんなって思っている。
 
今度はそれについて書きたい。

あ、
肝心の味について書くのを忘れるところであった。
 
 
・生齧りと煮込みとで食べ比べ

三浦大根

「生齧り」
スーパーの方はあっさりしていて、柔らかくて
本当に食べやすい。馴染みのある味。

ミウラは、辛いがすごい笑、後味も辛い。

「煮込み」*炊飯器で50分煮込み*
スーパーの方は食べ慣れた味がする。
これがダイコンの風味やなって言われれば
ああそうだよねって感じ。
人口密度が浅いような食感。
だまの残ったプリンのような。
さつまいもに例えれば高系14号な食感。

ミウラは丸まっているなって味がする。
口溶け感が良い。きめ細やかなプリン的な。 
さつまいもに例えれば、シルクスイートのような
食感。
 
 
*もしかしたらおでんにしたり煮込み料理にしたら
味の染み込み感も違ってくるのか?*
 

ちなみに、まなべ農園の三浦大根は
タネ屋さんから買った。
海外で採種されているものなので、
三浦半島でずっとタネ採りをし続けたタネの
ものではなない。
  
=まなべ農園 真鍋和孝=
 
安納芋を丸ごと植えてみたら…
https://mana-park.com/sairekisho-satsumaimo-48

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