今回は、タイトルの通り、
私が情報を得て皆様に発信していく中で大切に
しているポイントを説明します。

当農園の経営理念の一つに

ジャーナリストとしての農園

という項目があります。

食べ物を扱うものとして

お客様へ正しく情報を発信していくという思いも

込められています。

では、改めて

正しく情報を発信する

とはどういうことなのでしょうか?

今回はそれについて述べていきます。


農薬、食品添加物、遺伝子組み換え。

上記にあげた

消費者の関心キーワード三選についての記事

を目にした方も多いと思います。

インターネットが広まり、

誰でも情報発信ができ

どこでも情報に触れる時代となりました。

私も様々な種類の媒体(現場に行く、人に会う、本、論文、
インターネット等)

から情報を得ています。

今回は
先程挙げたキーワード三選について

正直に思うことを書きます。

それは、

多くの記事(媒体は関係ない)が

フェアではない

と感じています。

これから述べることは、

私の尊敬する
フリージャーナリスト烏賀陽弘道氏の
著書「フェイクニュースの見分け方」
5
章:フェアネスチェックの視点をもつ

の項目を参考にしています。


フェアとは??

フェアと聞いてスポーツをしている方は

フェアプレーを思い浮かべることも多いと思います。

私もサッカーをしていた時期がありますので

フェアにプレーすることは

紳士である態度として当たり前のことでした。

ジャッジする審判団の目を欺き

ズルしてプレーすることもできます。

しかし、そうした態度にはイエローカードが
出されます。
ズルするのは
ズルをしてでもないと
勝てないからという低い自尊心の

現れでしょう。

と話は、一旦脇に置いて。

ここでは、スポーツから離れて

烏賀陽氏の著書からフェアについての言説を引用します。


 


元々「フェア」はキリスト教の神が人間を裁く(judge
時の態度を指す。

キリスト教文化では神は人間のすることを
生まれてから死ぬまで全部、監視ビデオのように
見ていることになっている。

そのビデオを考慮して、
人間が死んだとき、天国に行くか地獄に行くか決める(=judge)。

その判断には、神の言葉(聖書)に従った良い(right
行いも、そうでない悪い行いも、全てが考慮される。

つまり、神様が人間にするように
「良い行いも悪い行いもすべてを考慮してジャッジする」
態度が

「フェア」

と呼ばれる。

(中略)

この「フェア」の概念をマスメディア上の
情報に当てはめてみると

「ポジティブな内容もネガティブな内容も両方が
記述してある」

意味になる。

現実は「善悪」がすっぱり割り切れることの方がむしろ少ない。
「完全な悪人」も「完全な善人」も現実にはいない。
どんな人間にも善悪両面が同居している。

善人に見えても、欠点のない人はいない。
また悪人に見えても、美点が必ずある。

裏返していえば、実在人間を「完全な善人」または
「完全な悪人」であるかのようにみせる表現は、
現実から離れている。
フィクションに近づいている。

つまり情報の記述がフェアであるかどうかは、
それが「現実に近いかどうか」「事実に近いかどうか」
の指標にもなる。

こうした「フェア度」による事実かどうかの判定を、
私は「フェアネス・チェック」と呼んでいる。

引用終わり

 

 

引用した文章では人間について言及がされています。

私は、この視点を企業に当てはめて見ても
いいかと思うのです。

例えば、モンサント社(現バイエル)

は、悪者として登場する機会が多いようです。

つまらない陰謀論に走ったりする言説も見受けられます。

陰謀論についてここでは深く立ち入りません。

私は無視しています。

除草剤、遺伝子組み換え作物

のワードが出るたびに悪者として登場する企業

ベストスリーには入るモンサント社。

誰かを悪者に仕立てあげることで

自分は正しいのだ、我こそが正義だ

と主張しているように思えます。

別にそれは構いません。

が、

そうした記事はどう考えても

フェア

ではありません。

除草剤の開発でどれだけ農家の労力が減ったことでしょう。

遺伝子組み換え作物の開発でどれだけ

食料が増産できるようになったのか。

そういったポジティブな面はほとんど書かれていません。

私は、農薬を使わずに野菜を栽培しています。

農薬を悪者にして

無農薬こそが良いものだ!

とは思いません。

私は、誰かを悪者に仕立て上げて

自分の商品を売りたくありません。

それは、冒頭で申し上げた、

サッカーで例えるなら

審判団(ジャッジ)の目を騙して

試合に勝ちに行くような姿勢に見えるからです。

私は「美味しい野菜」を提供したい。

笑いある食卓を提供したい。

ただそれだけのために日々を過ごしています。

これからも

自分の発信する情報は

フェアでありたいと思う次第です。

最後までお読みいただきありがとうございました。