メディア・バイアスの正体を明かす 小島正美著
を読みました。今回はその感想文です。

個人的に「遺伝子組換え作物」に興味関心があります。

遺伝子組換え作物を取り巻く現状にです。

小島さんは
他にも「誤解だらけの遺伝子組み換え」
(編集)という本もあります。

アメリカの遺伝子組み換え作物圃場を自分の目で見るなど

取材対象に当たるという基本的なスタンスを通されている

記者の方です。

今回感想文を書く本の中でp78

日本国内には約1万9300人の記者(2017年、日本新聞協会)
がいるが、海外の組み替え作物の現場を見たことのある記者は
多くて10〜20人であろう。

 

とあります。

今回紹介する本の中でもよ〜〜〜〜〜〜〜〜く
分かったのが

記者という肩書きの中にも

いろんな人がいる

ということです。

取材相手の言ったことを、

なんら検証することなく、
そのまま信じて書く記者。

遺伝子組換え作物について情報発信している記者の

中にもその分野の知識が不足している
「疎い」記者もいるということです。

ですから、

私は自分自身でメディアリテラシーを身につけることが

大切だと考えています。

私の感触では、

遺伝子組換え作物と聞いただけで

マイナス(ネガティブなイメージ)の感情と

結びつける人が多いと思っています。

本書の中でも食育に関わる現場の

学生さんがそのような認識を持っていると書かれています。

昨年の12月に行われた映画の

Food Evolutionのクロストークで

登壇された高校生がクラスメイトに

「遺伝子組み換えどう思う?」

というアンケートをとっていたと話されていました。

クラスメイトはどうやらネガティブな印象を

持つ方が多かったようです。
(クラスメイトにこうしたアンケートをとる姿勢は
素晴らしいと思います)

他人から聞いた話、
ネット上の情報、などなど

どこからか

「遺伝子組換え作物ってヤヴァイ(危険の意)らしいよ」

と噂が広まっているうようです。

その噂を自分の手で調べてから

ヤヴァイよ
何故ならば〜

という形で意見を主張してくれれば
いいのですが

巷に溢れる言説、

並びに井戸端会議では

〇〇がそう言っていたから
ネットにそう書いてあったから

が根拠となる不思議現象が現れます。

ちなみに、私は

遺伝子組み換えネガティブ入門から

入りました。

現在は、

自分の観ていた遺伝子組換え作物は

偏っていた

と振り返っています。

という長い長い前置きでした。

さて、ここからは、
私の興味関心の高い

本文の第二章「遺伝子組換え作物はなぜいつも偏るのか」

に絞って感想文を書きます。

感想文ですから自分の書きたいように書いています。

私の意見

まず私の意見を申し上げます。

栽培者としては、遺伝子組換え種子は扱いません。
隣の畑に遺伝子組換え作物を植えようとする農家さんが
いらしたら、話し合いの場を設けます。

消費者としては、
遺伝子組換え作物が関わっている食事を
これからもし続けます。

関わっていると表現したのには
次のような理由があります。

日本で食べられる食事において
これがTHE.遺伝子組換え作物!
というものは見かけません。

THE.遺伝子組換え作物!

というのは、

例えば、

遺伝子組換えとうもろこし

遺伝子組換え大豆

がそのままの姿で売られているイメージです。

現状、

そうした、

THE.遺伝子組換え作物!

なるものは見かけません。

ただ、

油とか添加物とか家畜のエサ

に遺伝子組換え作物(ナタネや大豆、もろこし)

が使われています。

私はお菓子好きです。
ファーストフードも食べます。

食べる事が好きなので
色々なものを食べます。

こういう食いしん坊な青年です、

食べるときはその食の辿ってきた

道のりを考えます。

その道のりの中で、

遺伝子組換え作物は大いに関わっていて

日本の食事事情、現状は

遺伝子組換え作物の貢献なしでは

成り立っていない

というのが私の見方です。

ですから、

私がこれまで同様の食いしん坊食生活をし続ける限り、

遺伝子組換え作物の恩恵を

受け続けることになっているシステムです。

故に、私は、

栽培者として反対する自分

消費者として賛成している自分

が混在していることを正直に申し上げます。

若者言葉を借りれば
 
 
矛盾状態なう。
 
 
であります。

 

人はみたいものしかみないー確証バイアスー

私たちは、

自分の信じている世界観を元に

現実世界をみています。

例えば、遺伝子組換え作物は危険だ!

という世界観を持ち合わせている人は、

そうした情報ばかり目についてしまう。

ということです。

心理学用語で確証バイアスと言います。

恋は盲目状態ですね。

確証バイアス自体が悪いのではありません。

少なくとも、私たちは

自らの世界観の中で

情報を得ている

ということを知るべきです。

それだけでも、

偏った情報に時間を取られることは

ありません。

幸か不幸か

先述した通り、私は
 
 
矛盾状態なう
 
 
のおかげで

遺伝子組換え作物をあらゆる視点から

捉えることができています。

ですから、

やたらむやみに

危険を煽るだけの記事には

相手をしなくなりましたし

その逆もしかりです。

ですから、結局は

自分で調べてあらゆる角度から

遺伝子組換え作物との関わりを

観ていくしかないのです。

で、

この本の2章を読んでいて

まじかよ!

と思った箇所がこちら。

とある、著名な料理人さんの
食育関連本の中の記述です。

栄養士さんになる人なら知らない人は

いないと思います。

そんな方のとある本に書かれてある内容が
こちら。

p93~P94 ー引用始めー

「Q 遺伝子組換え食品はなぜ危険なのでしょうか?」

 「A 自然界に存在しない食品だからです」とあった。

驚くばかりの説明である。
続いて

「遺伝子組換え食品は、
遺伝子操作によってつくられた未知の食品であることから、
さまざまな危険性が指摘されています。

たとえば、新しい遺伝子が生まれることによって有害物質
がもたらされるのではないか、アレルギーが誘発されるのでは
ないかという声があがっています・・・」

とある。

そもそも、なぜ危険なのでしょうか、と最初から危ないと
決めてかかる問い自体に科学性を感じないが、
何も知らない栄養士なら信じてしまうだろう。

(中略)

本来なら生徒たちに科学的な情報を伝えるべき

栄養学の専門家がこんな本を参考にしているかと

思うと、空恐ろしいが、これが現実だ。

そういう意味では、やはり高校・大学生のうちに、

科学的な知識を伝えていく教育が必要だと痛感する。

ー引用終わり

私も小島さんの意見に同意です。

遺伝子組換えに限らず、

情報の正しい受け取り方

メディアリテラシーと言ってもいいかもしれませんが

高校生のうちに身につけるべきだと感じています。

私は、残念ながら、

社会人になって

メディアリテラシーを身につけよう

とした者です。

今でもまだまだ勉強中です。

私は、
自分が無知であることに絶望を覚えることがあります。

世の中に絶望するのではなく、

自分自身の姿勢に対してです。

自分の無知のせいで

誰かを傷つけていたかもしれません。

それは今でもそうです。

自分のみえていない世界があることを

常に頭に置いてこれらも暮らしていきます。

すみません、最後は

謎の意氣込みとなりました(笑)

実は第二章にもたくさん取り上げたい
項目ありますし、

第四章の「メディアの『リスク報道』と安全・安心の科学」

も勉強になることが書かれてあります。

超オススメの本です。

よろしければ是非お買い求めください。

別の記事で4章は取り上げたいと思っています。

ということで、

2019年4月12日(金)
13時30分長野県松本市
に小島さんをお呼びして

遺伝子組換え作物に関する映画の上映会をします。

遺伝子組換え作物の疑問などあれば

その場で解消しましょう。

詳細は別途お伝えします。

最後までお読みいただきありがとう
ございました。