パン生地と一緒に寝た〜何かを愛することについて〜

この記事を読んで分かるのは後にも先にも

”他人の〜したいを叶えることはほんま大切なこと。
昨夜布団に入って、パン生地と一緒に寝たらどないなるんやろ?と思い、
布団から飛び出してパンをこねはじめ、その生地と一緒に寝て、今朝それを焼いて食べた”

という事である。

余裕を持って全文読むには
山手線東京駅〜新橋駅くらいの移動時間を見積もって頂ければ幸いである。

さて、
『パン生地と一緒に寝たらどないなるんやろ?』
と思ったので、布団から飛び出し
パンをコネ始めた。昨夜午後10時前。
(昨日は早く寝たかっため19時くらいに寝床についた)

どうやら月が綺麗らしい。星空を眺める。
綺麗。しかも超寒い。でも
真冬の寒さでは無い気がした。

そんなことをしていると手が完全に冷え切った。
パンをこねる際は温度が重要だ。
イースト菌が心地よく活動できる温度は
27〜30度らしいので、
寒さは大敵なのである。

電気ストーブで手を温めつつ小麦粉も温めつつ
いい感じになったところで、
水を投入!!

「いけーーー!!」

何かを投入する時、叫びたくなるのは僕だけでは無いと思う。
池に大きな石を投げ込む時
「おりゃーーー!!」
カレーにルーを入れる時
「どかーん!!」
人それぞれ叫び声は違うけれど叫ぶ。
ムンクも「叫び」なのだから仕方ない。

まぁ叫びの話はいいです笑

ちなみに、材料は最小限のイーストと塩と小麦粉と水。
砂糖は入れない。
なぜなら、我が家に砂糖が無いからだ。
文明が遅れているのか進んでいるのかわからないが
砂糖は外食で獲れるから家には置かないことにした。

砂糖を入れなくてもイースト菌がえっさほいさ
活動してくれれば発酵してくれる。
ほんまに菌すごい。

そういえば、地元香川県の方言で
〜だからのことを〜やきん
という。
夜勤やったきん、チョベリバ眠い。
(夜勤だったので、とても眠い)
と言った使われ方をする。

ちなみに、とある人から僕は
「レボきん」と呼ばれている。
筋肉と方言の”きん”をかけているらしい。
まぁこの話はどうでもいい。

菌はほんとすごいと思う。
僕の中ではよくわからない存在ではあるが
神秘的ですごいことはなんとなく分かる。

パンをこねる際もイースト菌だけでなく
僕の手に住んでいる常在菌も一緒にパン生地に練りこまれてゆくのだ。
いったい、生地の中で何が起こっているのだろう。

すごい種類と数の菌が相互作用しあって
わちゃわちゃ遊んでいる姿を思い浮かべる。
すごいことが起きている。
そんな気がしている。
まさに、カオス。

菌ってなんとなく悪いばい菌のイメージしかないけれど
(バイキンマンのせいだと思うw)
そんなことはない。

theブルーハーツが「TRAIN-TRAIN」で
”いい奴ばかりじゃないけど
悪い奴ばかりでもない”
と歌ったように、

菌にもいい奴と悪い奴がいる。
もちろん、いい奴とは人間にとっていい奴で
悪い奴とは人間にとって悪い奴である。
菌は菌。

『老子の教え あるがままに生きる 』
安冨 歩著 
http://amzn.asia/ckRkhU7

のなかで、
ーp26
’この世界にはもともと善悪も醜悪もない

この世界においては何事も、ただ、そこにある。
そこには美醜も善悪もない。

あなたが美しいものを「美しい」と思うことで
「醜い」が生じる。
あなたが、善いものを「善い」と思い込むことで
「善くない」が生じる。

それらは、あなた自身が、作り出しているに過ぎない’

ー引用終わり

と書いている。
Wao!!
である。

僕にとって好ましくない作用を働かせる菌は
バイキンマンだ!
そんな奴は餡パンを作ってパンチを食らわすしかない。

今回の場合、僕にとって不都合な菌はどんな菌だろう。
お腹の中に入った時、下痢を引き起こすやつか。
でも、下痢を起こすことで何かしら体調がよくなるのであれば最終的にそいつはいい奴になる。

逆もまたしかり。
上手にパンが発酵できて、やべーちょーうめー!
と言って食べすぎて満腹病にかかってしまうこともある。
そうなれば、
上手に発酵を促してくれた菌は悪い奴になるかもしれない。

一つ言えるとしたら
いずれの場合も、自分の今の状態が解釈を変えているということだ。
つまり、ハッピーエンドなら
どんな過去の出来事もハッピーに思えてくるように
今の状態が解釈を決めるのだと思う。

ということは、オールウェイズハッピーな状態に自分がすればいい。
ハッピーエンドレス。
ということは、
「ありがとう、幸せです」を常に100万回唱えればいいのか。
それはなんかちゃう気がしている。

そんなことでみんなが幸せになるのならすでにこの世界は平和になっていると思う。

多分、愛とか思いやりとかそんなのが必要だ。
「自分だけが幸せ」
100万回唱える方法はそうゆうことだと思う。
自分だけが幸せになるために、100万回唱える。
そこで、幸せになるのは自分だけだ。

ここで話をパンの話に戻そう。
パンのことが大好きだから一緒に寝たい
と言って寝るのは大いに構わないと思う。
でもこれは、この時期限定だ。

冒頭で申し上げた通り、発酵にはちょうどいい温度がある。
だから生地の捏ね上げ温度を27−30度に捏ね上げるのはとても大切だ。
菌にとって心地いい環境を提供できている。

これ以上暑苦しくなると
菌たちも「暑いわ、もう無理。寝転んで甲子園見るわ」
状態になるのだ。
だから、人間の役割は菌にとって心地いい(活動しやすい)環境を提供してあげることだ。
生地の温度とその生地を発酵させる場所の温度も大切だ。
寒すぎると流石にあかんでしょう。
この時期、野外で置くと凍ってしまって活動停止する。

そう、だから、
一緒に寝たのである。
菌たちにとって活動しやすい場所を用意したいのだ。

順番としては、
菌たちにとって活動しやすい場所を用意したい
だから
一緒に寝る。
のかもしれない。

パン生地と一緒に寝たいは僕の欲求だ。
この欲求を一年中パン生地に要求すると嫌われると思う。

「夏場はただでさえ暑いんだぜぇ。一緒に寝るのはごめんだよ」
と菌たちも思っているのにも関わらず、
自分だけが
一緒に寝たい
という一方通行のコミュニケーションを押し付けているのだから。

そこに愛はない。

菌たちにとって何がいいのかなぁ
僕も何がしたいのかなぁ

それが一致した時、なんかええ感じにコミュニケーションが進む気がしている。

で、一緒に寝た結果。



ちょっと暑苦しかったかなww
目覚めて生地を見るとうなだれていたように見えた。
「ちょっと、暑過ぎました、真鍋さんの体温と愛情を受け過ぎました」
という顔をしていた。

すみませんでした。
もちろん、その生地はフライパンで焼いてパンにして食べました。美味しかった!!
でも、何かしらの改善の余地はあり。

ごちそうさまでした。
ありがとう菌さん。

追記
そういえば、一緒に布団に入るとすごくいい香りがして
気持ちよく眠りにつけた。
そう、あのパンのいい匂いのお陰である。
アロマとかのパンバージョンだ。
パンアロマ。

🥪ぜひ皆さんもお試しあれ🥖

さらにここで、読者に
パンと一緒に寝ない奴は菌の気持ちが一生わからんぞ!
だから一緒にねろ!!
寝ない奴はバカだ!!
とかいう奴はほんとどっか行って欲しいww
強制されるほど嫌なことはない。

パンも人間も。