きっと誰もが身体に良くて安全でしかも安心できる
食べ物を口にしたいと考えているはずだ。
わざわざ自分から毒を食べるようなことはしない。
今回は、食べ物を扱う者として避けては通れない
安心できる食品について考えてみたい。
この投稿の素晴らしいところは、
最終的に

「美味しい野菜を提供する」

という当農園の方針にも直結する話だからである。

無農薬で安心・安全な野菜
をアピールするのではなく、

なぜ私がこれほどにまで
美味しい野菜を提供したいのか。

その真意の一部も垣間見ることができる。
あぁ、何と素晴らしい。

◇100字要約◇

「100%安心できる食は存在しない。
安心を決めるのは個々人だ。
安全な食品は国や各機関によって決められ世に出される。
一人一人が何を食べたいか主体性をもち、
食べたいものを食べる。この姿勢が大切なのだ。」

◇◇

農薬、食品添加物、遺伝子組み換え食品、
無農薬、無添加、遺伝組換え不使用・・・

世に出されている食品を見ると

〇〇を使っています!
というアピールもあれば

〇〇は使っていません!
という主張で売り出されている食品もある。

私にとって身近な野菜を例にとって考える。
農薬を使って栽培された野菜を
わざわざ

この野菜は農薬使って育てられました

とアピールして売り出されている野菜を見たことがない。

逆に
減農薬で育てました」「無農薬で育てました
とアピールしている野菜は多くある。

農水省の資料
有機農業の推進に関する 現状と課題(平成25年8月作成)
http://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/kikaku/organic/01/pdf/data6-1.pdf
を覗いてみよう。

全国の総農家数253万戸(平成22年)
うち、有機農家数1.2万戸(割合にして0.5%)

有機野菜の形となって市場に出されるのは
0.2%程度。

つまり、日本に出回る全ての野菜の内
一般的な栽培方法(農薬や肥料を使う方法、慣行栽培とも呼ばれる)ではなく
特別な形で栽培されている野菜が

0.2%くらいなのだ。

確かにスーパーに足を運んでみると
野菜の売り場面積的にもそんなものだろう。

ただ、厳密には
「有機野菜」と呼ばれるためには機関によって認証される
必要がある。ここでは詳細は省くが
私の農園の野菜は「有機野菜」としては販売できない。

ただ、
農薬は使っていないし、それに代わる薬も使っていない。
私のように、認証は得られていないけれども
通常とは別の栽培方法で育った野菜もある。

マイノリティ野菜とここでは呼ぶことにする。

おそらく、日本で生産される野菜の99%
が慣行栽培のマジョリティー野菜で
1%がマイノリティ野菜だ。

この数字は多めに見積もっており私の仮説であることを
予め断っておく。

マジョリティー野菜が99%を占める中で
「この野菜は農薬を使って育てられました」
とアピールすることは何のアピールにもならない。

それは、
好きな人をデートに誘うとき
「俺、服着てるんやで。今度一緒に映画行こう」
とアピールするようなものだ。

服着ているのは99%当たり前で
何のアピールポイントにもならないことは納得していただけるだろう。

一方で、マイノリティ野菜を
減農薬で育てました」「無農薬で育てました
とわざわざ主張しているのは
マジョリティー野菜と区別するためだ。

「この服さ、糸から全部自分で編んだねん。今度一緒に映画行こう」
とデートに誘うようなものか。(謎の例えで失礼しました)

そして、もれなく次のような謳い文句が付いて回る。

安心・安全 無農薬野菜」「安心安全 有機野菜」
「安心・安全 減農薬」

念のためもう一度記載しよう。

安心・安全。

私は言葉を扱うときは丁寧に扱いたい。

安心ってなに?
安全ってなに?
逆にマジョリティー野菜は安心できないの?
逆にマジョリティー野菜は安全でないの?

無添加だから安心?
添加物を使っていたら安心できないの?
添加物を使っていたら危険なの?



安心って何だ?
安全って何だ?


だれか私に答えを授けておくれ。
どこかにその答えがあるはずだ。



そんなあなたに!
「これさえ食べれば大丈夫!」
「〇〇は食べたらアカンよ!」
「当社のミラクルスーパーハイパー野菜を
食べれば絶対安全です」

と探し求めていた答えがある。
値段を見ると、通常より数百倍。
しかし、健康は何事にも変えがたい。
一念発起。よし、買おう。

そしてそんなあなたに次から次へと
「もっと安全なウルトラシークレット野菜も
ご用意しています」
と迫り来る誘惑。

誘惑というかこれが私の探し求めていた
答えだ!
私は必死にそれにしがみ付き
一生を終えるのであった・・・

なんてことはまるでない。

答えを探しているとそうなりかねないので
注意が必要だという例を出した。

話を元に戻すと、

何をもって安全と言えるのか?
何だったら安心できるのか?

について述べたいと思う。

スーパーに並べられている食品。
添加物まみれのお菓子だろが
マジョリティー野菜だろうが
遺伝子組み換え食品だろうが

安全だ。
これは私が言っているのではなく
安全だと評価をくだす専門家が言っている。

もっと正確に言えば、

日本という国において、安全という評価が下された
モノしか置かれていない。
しかし、その基準が万人にとって100%当てはまるか
と言えばそうではない。
ある人にとっては、Aというお菓子を食べたら体調を崩すかもしれないし
ある人にとっては、Aというお菓子は何ら問題ないかもしれない。

食品添加物、遺伝子組み換え食品、etc
これから食品リテラシーを高めていく時代になるだろう。

だが、大切なのはまず、現状を見ること
本当にやばいものは世にでることはない。
目の前の添加物まみれのお菓子であれ、カップ麺であれ、
専門家の知見を持って世に送り出されている。

そして、現に食べている貴方は
今、生きている

生きているのだ。
もちろん、食べ続けた結果、健康を害し、
場合によっては死に至るかも知れない。

だから、危険を煽る場面に遭遇したら
まずは深呼吸し、
生きている事を確認し、
これからどうするか自分で考えるしかないのである。

これからどうするか考える上で
重要な要素が

安心

という言葉だ。

安全と呼ばれているものがもしかしたら
危ないかも知れないと気づいた。
これは、

世間では安全だと言われているけれど
安心はできないよね

状態である。
一方、

いやいや、何言ってるの?
国や専門家が安全って結論出しているんでしょ?
安全に決まっているじゃないか。

このパターンは第三者が安全だと結論づけたことで
安心を得られている状態である。

例として二つ挙げたが
どちらが良くて悪いという訳ではない。
安心を考える上で重要な要素を含んでいるため
例にとっただけである。

目の前のカップ麺をみて

Aさんは安心できない状態
一方、
Bさんは、安心できる(もしくはそもそもそんな事を思わない)状態

というのはつまり、
物事の見え方は
人によって違うという当たり前の事を指している。
なぜなら、安心という言葉には

が含まれていることからわかるように
一人一人の心の問題なのである。

Aさんは子供のために体にいいものを食べさせたい
Bさんはお腹いっぱいになればなんでも食べたい

AさんBさんで考えていること(何を大切に思っているのか)
が違う故に

Aさんは自分でカップ麺に使われている原材料を調べる
Bさんはお腹いっぱいになるものを探し求める

という行動をとるであろう。

Aさんは、自分で調べるうちに
自分が思っていたほど危険ではなかったと安心するかも知れないし
また逆に
より危険だと判明し安心できない状態が続くかも知れない。

Aさんは、情報を得たことで安心できた、
Aさんは、情報を得たことで安心できなかった

どちらもあり得る状態だ。
ある情報を仕入れても
安心できる状態になることもあれば
逆のに安心できない状態にもなる。

重要なのは、どちらのパターンにせよ
Aさん自ら

情報

を仕入れている点である。
野菜が有機栽培で育てられようが
安心できない人は安心できない。

でも、
もっと詳しく、直接、農家さんの元へ足を運び
具体的に栽培方法を知ってその人となりを
自らの目で確認することで

「あぁ、これなら安心できる」

と納得する人もいれば、
逆もまた然りであろう。

カップ麺にせよ野菜にせよ、
情報
を得ることでしか心は動かない。

私は情報発信者として、
自分から断言的にこれなら安心!という言葉は発しない。

なぜなら、先ほどから述べているように
安心を決めるのは一人一人の心の動きによるものであるからだ。
だから、私が提供したいのは、

ただ、単に、こういうことが起きていますよ
という事実を発信するようにしている。

YouTubeで自家製の肥料の作製現場を放送したり
自ら顔出ししたり、
野菜の様子を伝えたりするのも

畑で起きている現象(情報)をそのまま伝えることで
より安心していただきたいと思っているから。

でも、一方で、安心を決めるのは見ている方なので
安心強要はしない。
私は私の手に及ぶ範囲のことを精一杯するだけだ。

安心についてまとめると

自分が安心と決めたものなら安心で
安心じゃないと決めたものなら安心じゃない
安心は一人一人の心の中にある。

故に、主体性を持って情報を取りにいく姿勢が
今後とも大切になってくる。

そして、最後に常々の疑問を解消し
この投稿を締めくくりたい。

危険を煽る食品ブームは今に始まったことではない。
でも、なぜ
添加物まみれの食品が広がりをみせ
オーガニックな市場があまり広がっていないのだろう?

消費(買い物)は、投票行動と言われる。
商品を購入するということは
それを提供している企業・個人に一票入れること。
故に、今、広がっている食品は過去の消費行動の結果だ。

子供が野菜を食べてくれないんです
恋人が野菜を食べず、ポテチばかり食べるんです
野菜を食べなきゃいけないことはわかっているのだけれど
ついつい、プリンに手を伸ばしてしまうんだよ
・・・

皆、口を揃えていう。
野菜が、野菜が大切なのはわかっているのだけれど・・・

でも、本当は違うでしょう。

なんで、野菜に目を向けず他の食品に手を伸ばすか。
それは簡単で、

野菜よりそっちの方が

美味しいからでしょう。

子供は直感的に美味しいものと美味しくないものがわかります。
大人は、つまらぬ健康情報を得たが故に
半分感性が麻痺して

「これを食べれば健康にいいかな?」
「これを食べれば痩せられるかな?」

といらぬ事を頭で考え、
感じる事を忘れてしまっている。

いくらこれは体にいいと思っていても
不味いものは食べたくない。

もう一度。

不味いものは食べたくないのだ!!

手作りのポテトサラダより
ポテチに手が伸びるのは

ポテチの方が美味しいからであり、
スカスカの中身の抜けた加工食品のポテトサラダを
食べるは

手作りのポテトサラダより
そちらの方が美味しいからでしょう。

人は美味しいものしか食べたくないし
食べたいものしか食べたくないのである。

だから、現状の加工食品の広がりは
私、野菜農家の敗北であると思うのです。

でも、本当のほんとうは、

手作りで愛情こもった手料理が
美味しい事を誰もが知っているはずだし
わかるはずなんです。

これは美味しいと

やりたいことが増えた中で
毎回毎回心のこもった手料理を食べることは
この時代にそぐわないでしょう。

これは私も理解しています。

けれども、

2週間に一度でもいい
一ヶ月に一度でもいい
一年に一度でもいい

これまで野菜の美味しさに気づかなかった人が
気づいていたけれど行動に移せなかった人が
野菜のポテンシャルを再認識し
主体性を持って食べ物を選ぶようになれば

多様な価値観を認め合い
もっと楽しい世の中になることを私は確信しています。

そのための一歩が

美味しい野菜を提供すること。

デートをいつも外食で済ます人がたまには
おうちデートで自炊し暖かい料理を囲みながら
赤い糸で結ばれること。

いつもカップ麺で済ます一人暮らしの自炊生活が
たまには、自分で作ったポテトサラダ食べること。

いつも普通のスーパーでマジョリティー野菜を食べている人が
たまにはマイノリティ野菜で食卓を彩ること。

どの場面においても

美味しいと笑顔とで満ち溢れていること。

私はそんな日が今日も明日も続けばいいなぁ
思って畑で居るのであります。

最後までお読みいただきありがとうございます。

追伸

最近Facebook友達申請が多いのですがスパムと分けるためにも、
基本的に友達申請はリアルでお会いした方、
もしくは一言メッセージを添えて申請をしてくださった人のみ
承認するようにしています。

YouTube https://www.youtube.com/c/FarmmyDietManabe
公式サイト https://mana-park.com/
facebook  https://www.facebook.com/manabe.farm
お問い合わせ mana.farm2018@gmail.com

==真鍋和孝(まなべ農園園主)==
1991
年生まれ。香川県出身。
信州大学経済学部卒業後、都内の和菓子屋に務める。
事務職、ゲストハウスナイトスタッフとしても働く。
2016
7月長野県の有機農家さんの元で農業研修開始。
一年半の農業研修を経てまなべ農園を開園。
セルフファンディングで開園資金を調達。
35
万円程のカンパを集める。それを元手に農業資材を調達。
野菜は20187月頃、初出荷予定。
趣味:ドライブ、旅行、餡子

経営理念
『優しい味わいの中に生命力溢れる野菜を提供する。
生き物に寄り添い、人にも地球にも優しい農園。
全ては世界中の人々が美味しい野菜で健康な生活を送るために』

真鍋を応援したい!
文章や写真で心に草(w)を生やしてくれて
いつもありがとう!
という方は

~振込先~
銀行名:82銀行
支店名:本店営業部(店番210)
普通口座: 1226103
名義:マナベカズタカ

までカンパよろしくお願い致します。

金額は幾らでもOKです。
100円でもで一万円でも頂ければ大喜びです!!
カンパしてくださった方は私にメールかfbかでメッセージをくださいませ。
ちゃんとお礼を伝えたいです!
野菜の素晴らしさを世に広めて、
皆さまの健康で美しい人生を応援したいです。
地球のため、未来の子供達のために。
本当にありがとうございます。

真鍋和孝 プロフィール詳細(農家になろうと思ったきっかけ)
https://mana-park.com/why-i-do